先日のお休みは5時起き。何だか最近早起きが多いな~。
まあ、やらされてるわけでは無いので嫌じゃないですが眠いは眠い。
エスキス村島シェフのオマケで農家さん巡りっす。
いろんな優良生産者との懸け橋になっている
「てまひま」の植田さんに同行させて頂きました。
新高円寺という、まず普通なら行かない駅で待ち合わせていざ長野へ!
って言っても運転して頂いてるわけで座ってるだけですけど…
車中、村島さんはいつも通りしゃべくりまくり。
初対面の植田さんも負けない位おもろい方で眠気醒める。
マジな話と、どうでもいい話の波状攻撃。楽しいっす。
まず坂城にある新幹線の通るトンネルの横穴を使い
ホワイトアスパラガスを栽培しているフタツギさんのもとへ。
トンネル入り口。
中は当然真っ暗。ライトを付けて作業する時はLED。
年間通して17℃~19℃。湿度は90%。
キノコ類やチコリなど遮光して栽培する食材もあります。
まだ頭も出て来ておりませんが例年12月末には出荷が始まるそうです。
1年株しか使わない様なのでかなり細いようで1キロ100本とか。
収穫して次の日に届くシステムなので先は生で食べられるようです。
非常に興味深い。是非ランパールでも使ってみたいです。
ちなみにフタツギさんはグリーンアスパラガスをメインに生産しているようです。
次の生産者は標高1000メートルの高地で根菜類をメインに栽培している
ファームさいかちの大内さん。素朴っす。でもハートのある方。好感持てるわ~。
今年の収穫はもう終了していますが、まずは畑を見に長靴に履き替え出動。
この日の朝はマイナス3℃まで気温が下がったようで
畑には霜が降り、一度盛り上がり溶けた霜の関係でふわふわの畑。
良い土じゃないとこうならないのかな~?なんて思ったりして
まだ氷が残る水溜まりで遊びながらのお話。子供の頃を思い出します。
一通り畑を見て野菜を貯蔵している部屋で
試食しながらお話を聞きます。
辛さが特徴のねずみ大根。なぜかわさび菜のような辛みのある小さ目の白菜。
紅芯大根は色鮮やかで、こぶし大の物はスイカの様な香りで甘みがあり
こぶりな物は身が詰まっていて歯ごたえ良くちょうどいい辛さが特徴。
最初はこぶし大の物が良いと言っていた村島さんも
試食する事によって料理のイメージが生まれたのか最終的には
小ぶりな方がいいな~と変更。そんなところが村島さんの柔軟なところでもあり
生産者に会い、食べて話すという醍醐味なんでしょう。
植田さんおすすめの大内さんが作るじゃが芋「きたあかり」は
何年も昔からサイクル的に種芋も大内さんが作っている為
もはや「きたあかり」では無く「俺の芋」と言ってました。
一見素朴な彼が言った言葉に強い自信を感じ、初見なのに何故か嬉しく思う私。
流石に生でかじる事は出来なかったのでお土産に頂いた芋を
茹でて食べてみま~す。
3軒目の生産者は坂城より北上して長野の善光寺近くにある
味噌や醤油の醸造元 三原屋さんに伺いました。
植田さんは勿論の事、村島さんも前に1度伺っているこちらの
河原さんは昔、有名バイオメーカーで働いていた事も有り
話が科学的で知識の乏しい私は全く話にならない…
でも話に出て来た旨味の次にある味覚、濃味の話は興味深かったです。
結局まだその成分は解明されて無いみたいですけど。
(写真)意味わかんないのに聞いている体
帰りは朝ほどの元気は無かったものの植田さん村島さん共にまだまだ元気。
仕事出来る人間ってなんでこんなにパワフルなんでしょう?
眠たくないふりする事に力を注ぐ私はまだまだっす。
ワイン生産者と会って話を聞き感じるのと一緒で
食材の生産者とお会いすると、食べ物を扱うという事を改めて
有り難く、真剣に向き合わなければと思わせてくれます。
モチベーションを上げるのに一番良い方法は
生産者と対話する事なのかもしれないと思えた良い休日でした。
いろんな人に感謝する1日。皆様ありがとうございました~。