2日目の朝は早起きしてランスの街をランニング。
ランスの大聖堂はいつ来ても素敵です。
バゲットでも買って帰ろうかと思っていたのに
ランスのパン屋は7時半ではオープンしていない。
ボーヌだったら7時には開いてるけどな~。
なのでドメーヌに移動の途中で朝食。
フランスはけっこうパニーニを売っている店が多いです。
レモンタルトの暴力的な甘さもフランスらしい。
午前の目的地はヴァレ ドラ マルヌのフォソワFossoyにある
ブノワ デユBenoît Déhu。
10分程早く着いたのでフォソワの街をぷらっとしてみるが。
なんも無い…唯一あった物がバゲットの自販機。
買ってみた。
これが何気に旨い。
日本のバゲットだったらトップレベルかと。
フランス恐るべし。
そしてドメーヌ訪問です。
ブノワ氏は2月に来日しランパールにも来てくれたので
お会いするのは2回目。めちゃいい人です。
まずは葡萄畑を案内してくれました。
メインとなるLa Rue des Noyersの区画。
約2ヘクタールの畑はすべてムニエ。北向きのなだらかな斜面です。
北向きと聞けばあまり良くないイメージかと思いますが
温暖化が進む中では西日を直で受けない区画は
むしろ良いのかも知れません。
11時半でこの日差しです。
葉っぱの話をしてるのですが
ムニエの葉は白い繊維でコーティングされてます。
ヴィエイユ ヴィーニュになると薄くなってくるらしいですが
この繊維によって寒さから守られる為ムニエは寒さに強いそうです。
擦るとこんな感じで取れます。
ちなみにムニエは白い粉を纏っているように見えるので
小麦粉を纏わせて焼く料理ムニエルが名前の由来だそうです。目から鱗。
そして新しく手に入れた区画L’Ormeの区画も見せてもらいました。
この区画からイニシアシオンは造られます。
まだリリースされていませんがマグナムだけしか詰めない
この区画のムニエV.Vキュヴェを作る予定との事。飲みたいな~。
そしてカーヴを見学。
プレス機がいっぱい。
3ヘクタールとは思えない設備でビックリしましたが
実は他に10ヘクタール以上持っているらしく
Benoît Déhu名義はビオデナミで
Déhu P&F名義は昔からの造りで2ラインあるとの事です。
最後に瓶からフルラインナップ飲ませてもらいました。
ヴィンテージは2016年。
抜栓は1か月位前らしいですが
全て活き活きしています。凄いエネルギーのあるワインです。
コトーシャンプノワのレベルも高く
今まで飲んできた中で断トツ旨いです。
これからクローン毎のキュヴェもリリースする予定だそうです。
いろいろ楽しみな造り手です。
ブノワさんありがとうございました。
大変勉強になりました。
2日目の前半終了。
盛り沢山なので2日目は2回に分けて書きます。