トロワを出発してアルボワへ。
大体2時間くらいのドライヴ。
夕方に試飲の予約をしていたので急いで車を走らせます。
アルボワ ピュピランArbois Pupillin村にある造り手。
フィリップ ボールナールPhilippe Bornard。
オレンジ色の狐で覚えている人は多いのでは?
今回お相手してくれたのは
フィリップの息子トニー。
まだ若いですが実力派。
2016年のプールサールは最高に旨かった。
トニー曰くフィリップは完全に引退して
ボールナールのワインはトニーが栽培も醸造もしているそうです。
2018年のワインは素晴らしくしっかりとしたボディーの
ワインになったようでトニーは非常に喜んでいました。
いろいろ試飲して話を聞いて思いましたが
トニーは果実味のしっかりとした濃い系が好みのようです。
私はどちらかというと軽やかでスムースなワインが好きなので
ちょっと好みは違うかもしれません。
いろいろ面白い試みをしていましたが
やはり今はアンフォラですかね。
カーヴの横にあるスペースにアンフォラを埋めて
そこで熟成させるキュヴェがありました。これはサヴァニャン。
やはりジュラと言えばサヴァニャンです。
ヴァン ジョーヌも勿論仕込んでいます。
透明な樽に後ろから光を当てているので
Florフロールという産膜酵母がしっかり出来ているのがよくわかります。
樽やINOXからの試飲だったので
現時点で還元しているキュヴェはありましたが
欠陥というような壊れたワインは1つも無く
さすがレベルの高いヴァンナチュールの生産者です。
トニーのワインはプールサールよりトゥルソーの方が軽やかで私好み。
最後にトニーと写真を。
畑は見る事が出来ませんでしたが
いい試飲が出来ました。トニーありがとね。
夜はホテル レストラン レ コーダリーles Caudaliesに。
いわゆるオーベルジュですがこじんまりしています。
このお店は2015年にMOFを取ったソムリエ
フィリップ トゥルサールのお店。
フランスでは有名レストランや有名ソムリエがいると
いいワインが集まるのでそこを期待して行って来ました。
ジュラの神様的な扱いをここ最近受けている
ピエール オヴェルノワのちょっと古いワインでもあればと期待。
ゆとりのある広さのレストランフロアでちょうどいい高級感。
スタッフも多くジュラの小さな町のレストランとしてはいい雰囲気です。
料理はアラカルトもありコースは3種類。
私はアラカルトで蛤の前菜
自分でもビックリするくらい記憶無い…やばいな。
そしてメインは
ブレス鶏むね肉のロースト。モリーユのクリームソース。
素材はいいですが色々とっ散らかったお皿…センスねーな。
そして期待のワインリスト。
分厚いリストで中々面白いワインが揃っています。
地元ジュラのワインよりブルゴーニュが充実していて
DRCも若いですが沢山あります。そして安い。
でも期待していたオヴェルノワは2014年が170€。うーん。
DRC飲んじゃおうかと思いましたが我慢して
今回はルーミエのレ クラ2014年。
他にも飲みたい物は沢山ありましたが値段で決めてしまった。
果実味たっぷりで若い時に飲む贅沢はフランスならでは。
そして最後はフロマージュ。
さすがの種類と量。やはりジュラといえばチーズです。
オーベルニュの3星レジス マルコンにも劣らないレベル。
しっかり頂きました。やはりコンテとモルビエが激旨です。
料理がもっと良かったらまた来たいんですけどね~。
でも食事が終わったらそのまま部屋に戻れる良さは
オーベルジュならでは。
秒で爆睡しました。