コルシカ旅行記4日目

本日は庭で朝食をとり気持良くゆったりとした朝から始まりました。

朝食が宿代に含まれてるところは朝食に自信があるところが多いので

何気に楽しみにしてたりします。ここは比較的質素でしたけどそれも良し。

前日夕食を楽しんだコルテの町にもう一度寄ってエピスリーを物色。

ここの店も教えてもらったところですが店主がこないだ日本のTVに取材されたと

自慢げに言ってました。強烈な個性の店です。蠅が多過ぎで臭いもヤバい…。

潔癖の方は行かない方がいいです。でも無造作に2002年アレナのムスカが

売ってたりする魅力的な店でもあります。

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そしてコルテの砦の上まで行き気持ちの良い景色を見て

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コルス名物のナイフを物色。いいナイフ職人さんがいるコルスは

いたる所にナイフ屋がありますが何処の観光地も一緒で、どうでもいい物も

沢山売ってますからご注意ください。私はいろんなナイフ職人が出品している

アトリエを見ていたのですが良い物ばかりです。でも大体2つ折りのナイフばかり。

お店でつかうナイフを探していたのですが基本的に食事用のナイフは無いようです

確かにレストランでもナイフはライヨールばかりでした。

諦めかけていたのですが1点だけ6本セットのメチャかっこいいナイフ発見!!

でも1本130ユーロから中には1500ユーロを超える物ばかりの店…しかも6本セット

値段も書いてないし…恐る恐る値段を聞く。まあ当然安くは無い。

でも想像していたよりは安い。悩みましたがここは買いです!

店員もマジで?みたいな様子。

で、かっちょいい木箱に入ったナイフを

店の人が紙袋に入れてくれたんですが横じゃなくて縦にするもんだから

箱の中でガラガラガラって!おい!拳を振り上げそうになり必死で耐える。

ランパールでしっかりとしたお肉を召し上がる時に稀に出しますのでお楽しみに。

ナイフ屋のHPはhttp://www.couteaux-corses.fr/index.html

名残惜しいですが楽しかったコルテを後にしBalagneバラーニュ地方へ出発。

バラーニュ地方はコルシカのガイド本で必ずお薦めされている

古き良きコルシカ的風景が色濃く見られる地域でワイン産地としても有名です。

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ランパールでも取り扱いのあるコルス カルヴィのレヌッチも

バラーニュの生産者で本日はこちらによります。

それにしても道険しいわ~良く運転出来てるペーパードライバーの私。

そんなこんなで何とか若干遅刻して到着。

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当主のBernard Renucciベルナール レヌッチと奥様がお相手してくれました。

こちらのドメーヌは最近少し畑を買い足し今は総面積20ヘクタール。

コルシカの生産者としてはそんなに大きくないです。

ワインの種類もシンプルで今のところコルスカルヴィの赤、白、ロゼ。

そして日本未入荷の甘口のみです。

最近買い足した畑で古代品種も3種類植えたようで

ビアンコ ジョンティーユ、アレアチコ?ミノステル?という品種らしいっす。

近々Vin de Franceでリリース予定との事で楽しみです。

遅摘みのヴェルメンティーノは初めて飲ませて頂きましたが

めちゃくちゃ甘いわけでは無いですが残糖60g/Lで十分デザートワインの域。

喜んで飲んでいると、通常500mlの瓶なのですがお土産に

1500mlのマグナムボトルを頂きました。有難いけど重い…

私が伺ったドメーヌの中でも1番清潔でワインにもその清潔感が

表れているように思います。

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帰り際、今日の夕食を食べる場所が決まっていないので

何処かカルヴィの町で美味しいレストランは無いか伺ったところ

カルヴィには無いけどLavatoggioラヴァトッジオという街に良いレストランが

あると教えて頂き今日の夕食も決定。やっぱり地元の方に聞くのが一番早い。

 

夜まで時間があるのでとりあえずホテルにチェックインし

珍しくプールに入ってみたりして暫しヴァカンス気分を楽しむ。

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旅の疲れを若干癒してベルナールお薦めのレストランに出発。

外観は中々の物で、期待感が一層上がります。Chez Edgardシェ エドガー

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座るなりとりあえず出て来るムスカ ド カプ コルス。

いくつものお店で出て来ているのでもう慣れましたが

コルシカのレストランはアペリティフとしてマスカットワインが出てきます。

この店サーヴィスの服装が皆バラバラで普通の格好で仕事してます。

店の雰囲気とのギャップがまたいい。

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メニューは渡されません。

サーヴィスの方が来て初めてか聞かれ、だったらスペシャリテで行こう!みたいに

けっこう強引に進めて行きますが流石にメインは選べます。幾らかは謎…。

いつものオレッツァとワインは11年レッチアのパトリモニオ赤をオーダー。

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そんなにワインの品ぞろえが良い訳では無いですがそこそこあります。

料理はまずコルシカ風スープ。

トマトベースでビーツ、茄子、芋、白インゲン、太いパスタ

キャベツとほうれん草の合いの子の様なコルシカ野菜、マキの入ったスープです。

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サーヴィスの方がでっかいスープの入れ物から少し注いでくれて

あとは好きなだけ飲んでくれスタイル。

「スープが出てくるけど飲み過ぎるとお腹一杯になって食べられなく

なるから気を付けろ」とベルナールから助言があったので旨いけど少しで我慢。

2皿目はコルシカ風タルト。

キッシュの様な野菜のタルトで素朴ですが生地もサクサクで旨いです。

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メインは私がコルシカの乳飲み子羊の煮込みで

嫁さんが猪のロースト。奥にある暖炉ででっかく焼いて切り分けてます。

付け合わせは羊のチーズ ブロッチュとじゃが芋のグラタン。

言われた通りボリューム満点でどちらも激ウマです。

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遠目に写真を撮ったのですが黄色いシャツのこの人がシェフのエドガー。

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ボタンの空けっぷりが半端無いっす。ワイルドが過ぎる!

隣のテーブルはサーヴィスの方が横にある植え込みの石段に

座りながらオーダーを受けてました。コルシカ恐るべし。

肉は頑張って完食しましたが、その後チーズが出て来て流石につらい…

スープを飲みほしていたら既にギブアップでした。

そして、デザートは選べるのですがティラミスやパンナコッタなど

イタリアっぽいラインナップ。嫁さんはパンナコッタを選び

私はお腹いっぱいなんで何か軽い物をありますかと尋ねると

フレーズ ド ジャルダンと言われたのでそれを私はオーダー。

で、これ。

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マジで庭の苺でした…雑な切り方ですが旨かったっす。

はちきれそうな腹でお会計。

カードで支払おうとしたらまさかの現金のみ!!ありえなし。

基本海外で現金をほとんど持たない私は50ユーロしか持ってない。

なんとか嫁さんが持っていたので大丈夫でしたが、かなり焦りました。

だって山の中なんですもん。ATMなんて20分くらい車で走らないと無いです。

皆さん現金はそこそこ持っていた方がいいですよ~。

いろいろ楽しい夜でした。また来たいわ~。ベルナールありがと。

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