3日目の朝 土曜日はボーヌの朝市から始まります。
ボーヌは週2回朝市が開かれますが水曜はこじんまりした市で
土曜はかなり盛大に開かれます。パン屋は4件、肉屋は鶏、豚、牛、羊は当然の事
馬肉なども有ります。ソーセージやサラミ等はジュラから売りに来ますし
カルノ広場には蚤の市が開かれ、根気よく探せば掘り出し物もあるでしょう。
乾燥食材や、チーズ、スパイス、花、見た事も無い野菜や瑞々しい果物等
もう少しすると生の巨大エスカルゴが籠に入って売り出されます。
欲しい物だらけでワクワクですが買えない悲しさ…1か月くらい住みたい。
写真は朝早過ぎでまだ開ききっておりません。
名残惜しい朝市を後にして
コートドールの最北端マルサネ ラ コートへ。
2012年からディジョンにもトラム(路面電車)が開通しマルサネまで来れるようになりました。
電車も昔はディジョン―ニュイ サン ジョルジュ―ボーヌ―シャニーしか
ほとんど止まりませんでしたが最近は
ジュヴレイやヴージョ、ラドワ、ムルソーなども
止まる各駅停車も増えて葡萄畑観光も前よりはし易くなったのか?
それでもやっぱりレンタカーがベストかと思いますけど。
さて、話が反れましたが作り手さんはシルヴァン パタイユ。
昔は正直全く良い印象が無かったのですがラシーヌさんが輸入したワインを飲み
こんなに良い物だったのかとビックリした事を覚えています。
まずは畑へ。レ ロンジュロワの畑では(彼の畑では無い区画でしたが)
ちょうどINAOが地質調査に来ていたようでショベルカーで抉ったようです。
自分の目で畑の地層を見る貴重な体験が出来ました。
偶然ソーミュールの生産者ギベルトーと出くわす。こんな事もフランスならでは。
セラーに移動して2012&2013を瓶や樽から試飲。
やはりここのフルール ドゥ ピノ(ロゼ)は凄い。
マルサネ ロゼという名前はイメージが悪く
他のロゼと一緒にして欲しく無いのでこの名前でのリリースとの事。
まー1度でも飲んでいれば納得出来るのでは?
11フルール ドゥ ピノ売り切っちゃいましたが少し取っておけば良かった…
お昼はラドワのオーベルジュ ドゥ ラ ミオット(Auberge de la Miotte)へ。
フランスらしい茹で過ぎの大盛りグリーンアスパラガス、ポーチドエッグ添え。
茹で過ぎでも美味しいのは何故?やはり豊かな土壌の力か。
でもうちのシェフが本気で火入れしたらもっと美味しいはず!
こういう料理もありなのかな~?
メインに内臓のソーセージ アンデュイエット。やはりフランスに来たら
一度は食べなければいけません。内臓の薫…いや、あえて臭いがたまらないです。
マスタードたっぷり使ったソース。シャロレのステーキも美味そうでした。
皆個々に違うメインを頼んでいるのですが付け合わせは皆一緒。フランスだ~
ぷくっと膨らむまで2度揚げした薄切りじゃが芋ポンム スフレ。
実際店で食べた事無かった古典的付け合わせ。ソースに絡むこれぞビストロ料理!
ワインはまさかの90年ムルソー ペリエール コシュ デュリ!!
丁度いい色合いに熟成したシャルドネの最高峰。お昼から飲んでいいのか?
分厚いワインリストから選んだ訳では無く20種類くらいしか書いていない
看板のリストにこんなワインが書かれているわけですから
おそるべしオーベルジュ ドゥ ラ ミオット!