コルシカ旅行記2日目ー2

ルヴィーで食事を終え、ポルトヴェッキオの北にあるLecciのワイン生産者

Dm de Torracciaトラッキアに向かう。登って来たわけだから当然道中下りが多い。

ここら辺から運転がメチャ楽しくなってくる。けっこう攻めました。

やはり思いの外、山道は時間がかかりちょっこっと遅刻して到着。

当主のマルク アンベールさんの前にまず奥様が試飲しながら

ドメーヌの歴史をレクチャー。後に旦那にチェンジ。

1964年設立のドメーヌで初代はクリスティアン アンベール。マルクは2代目です。

今は日本に輸入されていないですが昔は入っていた時期があったようです。

大きく分けて赤はニエルッキオ、スヤカレロ白はヴェルメンティーノの

コルシカ品種だけで作ったORIUオリューシリーズと

白はヴェルメンティーノですが赤、ロゼはグルナッシュやシラー、サンソー等

コルシカ固有品種では無い品種も入った比較的早飲みシリーズと

2つのラインがあります。ワインはすべてステンレスタンクで熟成。

日本人が来るのが珍しいみたいで樽からでは無く

ボトルで20本ほど開けて頂き一緒に試飲。ワインの感想を聞きながら

事細かにテイステンィングノートを書いていくマルクは非常に好感が持てます。

全房発酵のキュヴェニエルッキオ等も最近始めたらしくどの地方も一緒ですね。

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葡萄畑も見たいとお願いしていたのですが試飲で2時間もかかってしまい

次の約束があるから畑は見れないと言っているのに

2分で行けるからと強引に連れて行かれる私等。実際は5分。

いやマジで時間押してるんですけど…。ついて来る3匹の犬が可愛い。

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見せて頂いた畑はニエルッキオの畑で1ヘクタールあたり3300本の植樹。

ブルゴーニュに比べると3分の1。見ての通り畝と畝の間が広いです。

まだヴェレゾンは始まっていません。葡萄も沢山なっていて

これからヴァンダンジュヴェルトを行い収穫は9月の初めを予定してるとの事。

最後にORIUのロゼを2本も頂き写真を一緒に撮ってもらいました。

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次の生産者はClos Canareliクロ カナレリ。フィガリ空港の北にある小さい街

Tarrabucettaタラブチェッタ?という街です。

既に遅刻は決定ですがすっ飛ばして移動したので15分遅刻で済む。

聞いてはいましたがドメーヌまでの道は舗装されておらずかなりの悪路。

RV系マシンで良かったっす。

当主のイヴ カナレリは畑に出ているらしく不在。

ドメーヌの案内をしてくれたのはPaul Guillouardという若い人でした。

若いのにしっかりしていて質問にもスラスラ答えて将来有望です。

基本樽熟成のこちらはトラッキアとは全く違う生産者。

中には地中に埋めて熟成させる昔ながらのアンフォラを使った物もあります。

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成分分析の為のラボもあり近代的でもあります。

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まず樽から2015年の試飲。フードルやバリックから頂きましたが

けっこう皆落ち着いていて直ぐにでも瓶詰出来そうな印象。

最近はビアンコ ジョンティーユを筆頭にしてコルスで昔植えられていた

品種を現代に復活させようという動きがいろんな生産者にあるようですが

こちらでも白のBianco Gentileビアンコ ジョンティーユや

赤のCarcajoloカルカニョロ?といった品種を使ったワインがあります。

どちらもAOCの規定に入っていない品種なのでVin de Franceで出ています。

ビアンコ ジョンティーユは日本にも入荷していますが

桃やパイナップルのようで、でも甘すぎない抑制の利いたトロピカル系ワイン。

赤のCarcajoloは非常に色が濃くマルベックの余韻を長くしたようなイメージ。

南端のボニファシオにも畑を購入したらしくそこは花崗岩土壌が多いコルスでは

珍しく石灰岩土壌なのでまた違ったキャラクターのワインが出来るのではとの事。

場所を移してサロンの様な場所で瓶から試飲。

3週間以上前に開けたワインも飲ませて頂きましたが全くダレていない物もあり

クロ カナレリの強さを感じました。

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一緒にサロンにいたエリオットという犬はいびきかいて寝てます。

畑は周っている時間が無かったので次回に残して終了。

ポルトヴェッキオの良いレストランを薦めて頂いたのに予定が決まってて残念。

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もう気が付いたら20時。早くホテルに行きたい…

濃いワインで舌がやられてるし運転でお疲れ。眠い。

今夜はBonifacioボニファシオ。この町けっこう厄介な造りしてます。

2D地図では分からんです。崖の下に崖に沿ってホテルがいっぱいあるのですが

フロントが5階だったりします??難解です。知ってれば問題ないですけど。

食事はヨットハーバーの目の前にあるKISSING PIGS。

シャリュキュトリや焼きっぱなしの肉が旨いとコテフーの林さん推薦の店。

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塩メッチャ強いけど自家製のハム盛り合わせ旨し。

ワインは疲れててしかも飲み過ぎてるから

カラフェでサルテーヌの白&オレッツアがぶ飲み。

メインで塊肉を食べに来たのに食欲微妙で焼きソーセージ。でも激旨。

あと何故かチーズフォンデュ。これ失敗。

アルコール全く飛ばしてないから苦くてしょうがない。うーん。

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羨ましいなー乗ってみたいなーと思いながら眠りに着きました。

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