日別アーカイブ: 2014年5月30日

フランス旅行記3日目 その1

3日目の朝 土曜日はボーヌの朝市から始まります。

ボーヌは週2回朝市が開かれますが水曜はこじんまりした市で

土曜はかなり盛大に開かれます。パン屋は4件、肉屋は鶏、豚、牛、羊は当然の事

馬肉なども有ります。ソーセージやサラミ等はジュラから売りに来ますし

カルノ広場には蚤の市が開かれ、根気よく探せば掘り出し物もあるでしょう。

乾燥食材や、チーズ、スパイス、花、見た事も無い野菜や瑞々しい果物等

もう少しすると生の巨大エスカルゴが籠に入って売り出されます。

欲しい物だらけでワクワクですが買えない悲しさ…1か月くらい住みたい。

写真は朝早過ぎでまだ開ききっておりません。

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名残惜しい朝市を後にして

コートドールの最北端マルサネ ラ コートへ。

2012年からディジョンにもトラム(路面電車)が開通しマルサネまで来れるようになりました。

電車も昔はディジョン―ニュイ サン ジョルジュ―ボーヌ―シャニーしか

ほとんど止まりませんでしたが最近は

ジュヴレイやヴージョ、ラドワ、ムルソーなども

止まる各駅停車も増えて葡萄畑観光も前よりはし易くなったのか?

それでもやっぱりレンタカーがベストかと思いますけど。

さて、話が反れましたが作り手さんはシルヴァン パタイユ。

昔は正直全く良い印象が無かったのですがラシーヌさんが輸入したワインを飲み

こんなに良い物だったのかとビックリした事を覚えています。

まずは畑へ。レ ロンジュロワの畑では(彼の畑では無い区画でしたが)

ちょうどINAOが地質調査に来ていたようでショベルカーで抉ったようです。

自分の目で畑の地層を見る貴重な体験が出来ました。

偶然ソーミュールの生産者ギベルトーと出くわす。こんな事もフランスならでは。

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セラーに移動して2012&2013を瓶や樽から試飲。

やはりここのフルール ドゥ ピノ(ロゼ)は凄い。

マルサネ ロゼという名前はイメージが悪く

他のロゼと一緒にして欲しく無いのでこの名前でのリリースとの事。

まー1度でも飲んでいれば納得出来るのでは?

11フルール ドゥ ピノ売り切っちゃいましたが少し取っておけば良かった…

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お昼はラドワのオーベルジュ ドゥ ラ ミオット(Auberge de la Miotte)へ。

フランスらしい茹で過ぎの大盛りグリーンアスパラガス、ポーチドエッグ添え。

茹で過ぎでも美味しいのは何故?やはり豊かな土壌の力か。

でもうちのシェフが本気で火入れしたらもっと美味しいはず!

こういう料理もありなのかな~?

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メインに内臓のソーセージ アンデュイエット。やはりフランスに来たら

一度は食べなければいけません。内臓の薫…いや、あえて臭いがたまらないです。

マスタードたっぷり使ったソース。シャロレのステーキも美味そうでした。

皆個々に違うメインを頼んでいるのですが付け合わせは皆一緒。フランスだ~

ぷくっと膨らむまで2度揚げした薄切りじゃが芋ポンム スフレ。

実際店で食べた事無かった古典的付け合わせ。ソースに絡むこれぞビストロ料理!

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ワインはまさかの90年ムルソー ペリエール コシュ デュリ!!

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丁度いい色合いに熟成したシャルドネの最高峰。お昼から飲んでいいのか?

分厚いワインリストから選んだ訳では無く20種類くらいしか書いていない

看板のリストにこんなワインが書かれているわけですから

おそるべしオーベルジュ ドゥ ラ ミオット!

フランス旅行記2日目 その2

マ キュイジーヌで満腹になった一行は

30分ほど遅れてメゾン カミーユ ジルーに到着。

かなり古くから有るネゴシアンで持ち畑は少しだけボーヌのレクラ等。

2013年の収量が低いので1段しか積んではいませんが

小さな生産者しか知らない私にしては広いセラーです。

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古いワインは78年から12年までのワインをすべて瓶から試飲。

全体の割合としては少ないんですが私個人は白が好きです。

昔の固いイメージとは全然違い

醸造を任されているダヴィッド クロワのスタイル。

すべての赤ワインは比較的早くから楽しめるであろうクリアなワインに。

白は熟成させて面白いのではないかと勝手に解釈。

 

5月のこんなに畑が忙しい時期にお相手して頂き

挙句の果てに遅刻までしているにも関わらず

快くダヴィッドが畑から醸造・熟成まで管理している

ドメーヌ デ クロワに移動。感謝感謝。えー奴やで~。

こんな事を言ってしまったら問題があるかと思いますが

カミーユ ジルーの良さとドメーヌ デ クロワの良さが全く違います。

受け身のジルーと攻めのクロワと言った感じで果実から感じるエネルギーや

リッチさがクロワの方が圧倒的。ソン ヴィーニュとブレッサンドが楽しみです。

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さて、試飲後ちょっとホテルで休憩した後

ル コントワ デ トントン(Le Comptoir des Tontons)にて夕食。

私がボーヌにいた10年前当時は今よりもっとお金が無かったので

あまり外食が出来ませんでしたから、こんなに有名店なのにまさかの初来店。

まず看板に書いてあるグラスワインのリストが凄い!

ヴエット&ソルベからアリス&オリヴィエ ドゥ ムールなど

ボーヌとは思えないセンスの良いメニュー。なんで来てなかったのか…後悔…

料理はスパイスの効いた物が多いのか、好き嫌い別れそうですが面白いです。

マリネした苺のデザートを敢えてマセラシオンというセンス!好きです。

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次回ボーヌに来た時はゆっくり来る事決定。知らなかった恥ずかしさと悔しさ!

ワインはたぶん11年のプレヴォー ファクシミル ロゼ

(09だったか?記憶なし)

11年アリス&オリヴィエのロゼット

09年のルフレーヴ ピュリニー ヴィラージュ

昼間マダムに頂いたマグナムのNSG ヴィーニュロンドをお願いして持ち込み

最後は08ヴォーヌ ロマネ レ オート メジエール ロックのマグナムで締め。

ロック惜しかったな~ランパールだったらもっと美味しく出来たな。

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