月別アーカイブ: 2015年7月

コルシカ旅行記7日目(最終日)

とうとうコルシカ島の旅行も最終日。帰りたくない。

本日も昨日と一緒でガッツリ朝食を頂き満足。

いやーこのホテルいいです連泊して良かった。

余談ですが夕食時に2回とも偶然隣の席に英語を話すご夫婦がいました。

そのご夫婦は1週間そのホテルに泊まっているようなのですが

食事の時必ず胡椒をお願いしていたらしく「もう1週間もここで食事をしているのに

何で言わなければ胡椒が出てこないの!明日は必ず言う前に持って来て頂戴!」

みたいな…おーこわ。でも連泊ってそうゆう事なんですね。勉強になります。

ちなみに2日目は流石に胡椒は出ていたみたいですが

「このメニュー全部食べてしまったのでの何か他のメニュー出来ないの」と

おっしゃって、特別にタルタルステーキを出してもらってました。ホテルこえ~。

ところで私達が泊まったピアナの町は

Les plus beaux villages de France 「フランスの最も美しい村」という協会に

選ばれている可愛らしい村です。当然厳しい選考基準があります。

人口が2000人を超えず最低2つの遺産、遺跡があるなど。

せっかくそんな村に泊まっていたのでアジャクシオに向かう前に

お土産探しも兼ねてちょっとだけ散策。

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超素朴です。正直フランスの村はどこの村も可愛らしい村ですし

何が凄いのか分かりませんがスペシャルな村ピアナ。

ぷら~っと歩いていると良さ気な雰囲気のエピスリーを発見。

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写真左上に写っているソーセージはコルシカ名物フィガテッリという

日本では見た事の無い豚のレバーがそのまま腸詰になっているソーセージで

中々パンチの利いた味わいです。レバー感半端無いです。

奥に精肉も売っているのですがソーセージは全て自家製でどれも美味。

いつも1週間の旅行のうち1泊くらいはキッチンが付いた宿に泊まり

こうゆう肉屋やマルシェで買った素材をシンプルに調理して

地元の旨いワインを買って楽しんでみたいと思っていながら未だ実現せず。

コンフィチュールやハーブ類、蜂蜜など買い込みアジャクシオに出発。

アジャクシオはコルシカ島で1番大きな町で

ナポレオンの生まれた町として有名です。ホテルの名前もボナパルトとか

ナポレオンとか当然ありますし、ボナパルト家が住んでいた屋敷も

観光名所になっています。ここは屋敷だったところで人がいっぱい。

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コルシカ島は夏が稼ぎ時。アジャクシオのマルシェは毎日休みなく開いています。

その代り冬は本当にお休みモードらしくマルシェは勿論の事ホテルやレストランも

長期休業のところが珍しくないので気を付けた方がいいそうです。

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マルシェの風景。

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日曜日だからなのか平日からそうなのか

売り手のおっちゃん達のテンションが高いというか、酒飲み過ぎ。

ソーセージを売っている店が全体の半分を占めるほど多くあり

前を通ると試食しろと皆言ってきます。有難いのですが全部食べる事は出来ません

それでも旨そうな店の前では足を止めてしまう訳で。豚のサラミを試食していると

一緒にこれも飲めとロゼワインが。断る理由も無く当然飲みます。そして旨し。

じゃー次はこれと違うサラミを頂き、ではこの栗の蒸留酒もあげると。また頂く。

サラミとの相性も抜群ですが、透明なグラッパの様な蒸留酒が物凄い栗!

半端無い栗の余韻。これ欲しかったんですけど既に瓶物が多過ぎて断念。

次回来たら絶対買います。まだ試食が続きます。次は山羊チーズを

マスカットのペティヤンで。初めて飲みました。合わないわけが無いし

本当にこういうワイン欲しいです。是非輸入してほしい。

ここまで食べたり飲んだりしていると流石に買わなきゃ申し訳なくなるわけで

こちらの店でお土産類大量購入。ちなみにここのマルシェは真空パックする機械が

当たり前の様に各店舗用意されているのでお願いすれば直ぐに真空してくれます。

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お土産も大体買いましたし

もうそろそろ最後の食事を取らないとと、雑誌に載っていた

魚介を食べさせてくれるビストロ的なお店へ。

コルシカ島に来て必ず食べたかった食材。それは雲丹。

生で食べるらしく実は有名なんです。

メニューを頂く。昼時ということもあり軽めの食事しか載っていないので

雲丹を食べたくて来た事を伝えると、なんとコルシカの雲丹の季節は

日本と違って冬らしく12月から2月の3か月しか採ってはいけないらしい。

しょぼんです…本当に残念。相変わらず私詰めが甘いです。

完全に盛り下がってしまい結局食べたのはこれ。

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どこでも食べられるわ!

いつも旅行最後の食事が締まらない気がする。

でもいいんです。また来てリベンジしますから。

色々ありましたが本当に楽しかった。

アクシデントというほどの事はありませんでしたが

上手くいかないのも旅行の面白いところです。

ありがとうコルシカ!また来るよ~

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そして今回のお土産達。

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コルシカ旅行記6日目

本日も朝食からしっかり頂きます。

こちらのホテルはビュッフェスタイルでテーブルに着くと

サービスの人がいらっしゃってフレッシュジュースと

コーヒー等を持って来てくれます。

チーズやハム類、いろいろなコンフィチュール、ヨーグルト

焼き立てのパンやコルシカフルーツ。朝からコルシカ三昧です。

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朝から食べ過ぎ…貧乏性で嫌になる。

さて本日はトレッキングの日です。なのにノープランな私。

フロントに簡単なトレッキングコースを聞いてみる。

このホテルの名前と同じカーポ ロッソという塔がカランケの岬にあると

いう事でそこなら比較的簡単との事。目的地決定で早速出発。

そもそも軽い気持ちで、良く調べもせず出発したのが悪かった…

ピアナの町から歩いて出かける。最初は楽しい。わくわくです景色も良いし。

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でも1時間くらい歩いてもそんなトレッキングコースのような道にはなりません。

車がそこそこ走る道を歩きます。途中何回も車に乗せようか?と心優しい方々に

声をかけてもらいましたが断固拒否。だってトレッキングしてるんですもん。

あの時乗っていればよかった。

そして1時間半くらい歩いてやっとトレッキングコース入口にたどり着く。

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いや~ここから山登ってここに戻ってそれからまた1時間半歩くのは無理。

泣く泣く来た道を戻り1度ホテルでシャワーを浴びて車で

トレッキングコース入口まで行き、そこから再度登頂を目指します。

当然着替えてます。

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歩いているとトカゲがいっぱい道を横切ります。平和な島です。

イル ド ボーテ(美しい島)と通称コルシカは言われてますがその通りです。

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途中、登頂し戻って来る人に帽子は持ってないのか?と聞かれ

確かにあった方がいいとは思ったのですが流石にもう戻る気にはならず

大丈夫大丈夫と言っていましたが全然大丈夫じゃない。

頭焼けるように熱い。当然髪の長い(多い)嫁さんの方がこたえる。

途中から嫁さんの様子が怪しい…なんかボーっとしてる?

さすがに暑すぎで軽く熱射病になりかけてそう。

なので、木陰で休んでてもらい私だけ頂上を目指す。酷い人です…

こんな所を下から登ってきました。

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なんとか気合いで登頂!けっこうフラフラです。

撮ってくれる人がいないので自撮り。機嫌が悪い訳ではございません。

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塔の中からの風景

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クールダウンするために近くのビーチに行き

軽く20年ぶりくらいで海に入る。

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こんなに海って塩が強かったのかと思い、何故か五味さんが頭に浮かぶ。

画的に問題があるので私の水着姿は無しです。

熱々の身体は何とか冷えたので2人共体調回復。

 

お昼食べていない事も有り食欲全開で夕食に向かいます。

前日、食べたかったのにメインと仔牛がかぶるので断念した

テット ドゥ ヴォーを楽しみにテーブルに着き

メニューを眺めるとなんと昨日あったテット ドゥ ヴォーが無い!!

今日からメニューがそこだけ変わりましたと…本気でショック…。

仕様が無いので私は何だかお洒落なオマールとラルドの入ったガスパチョを。

嫁さんは昨日私がオーダーした激ウマのスープ ドゥ ポワソンを選ぶ。

アミューズは前日と同じようなスタイルで鮪のタルタルとアボカドムース

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そしてメインはコルシカ産乳飲み子羊のロースト、マキの瞬間燻製

こんな感じでプレザンテ。タイムをベースにしたマキがいっぱいです。

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そしてこんな感じにドレッセ。付け合わせは山羊チーズのカネロニです。

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そして嫁さんはピアナ湾で今朝獲れたルジェ(ひめじ)のロースト。

まあ、素材は良いのでしょうが日本の魚料理レベルは高いと改めて思います。

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ワインは前日飲んだクロ カネレッチアの白をオーダー。

品種はヴェルメンティーノで2014年AOCコルスです。

熟れた果実感もありながらベタベタせずに綺麗にまとまった白。

温度が高くてもダレないミネラルが素晴らしいです。日本に入らないかな~。

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今夜はデザートも頂きます。

コルシカ特産栗のスフレ&ショコラブランをコーティングした栗のアイス。

当然焼き立てでめちゃ旨です。嫁さんのデザートは何だったっけ?

なにか林檎のお皿だった気がしますが失念。

ここのレストラン、料理も旨いのですがパンやデザートのレベルが

かなり高いです。ワインも良いしガイドに載って無いのが不思議。

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デザートを食べようとしているとサーヴィスの方が

オーナーからプレゼントだとワインを1本くれました。

お土産が余っていたのでチューブわさびとロッテの紗々をあげたから

そのお礼のようです。なんだか海老で鯛を釣った様で申し訳ない…

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ボニファシオの生産者でオーナーの友達が造ったワインだと。

今度ゆっくり楽しませて頂きます。良い人しかいないっすコルシカ。

そんなこんなで最後の夜は過ぎていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マノワールダスティン19周年

先日の月曜日は

カーヴ デ ヴィーニュの五味シェフとエスキスの村島シェフと共に

マノワールダスティン19周年記念パーティーに伺いました。

五十嵐シェフは相変わらずずっと厨房で料理を作っています。

こんなお祝いの日くらい2番手に任せてフロアに立って

お客様と一緒にいてもいいんじゃないかと思いますが

そこが五十嵐シェフらしいとも思います。

いつまでも元気でお店を続けて行って欲しいです。

ランパールは来月で2周年。19年と比べれば何てことない時間ですが

私達も頑張って長い間愛されるお店にしていきたいと心から思った日でした。

普通に楽しみ過ぎて写真1枚も撮ってなかった…

 

 

コルシカ旅行記5日目

本日もお外での朝食からスタートです。

この宿良いですコルシカの北西、昔はジェノヴァ軍の砦だったCalviカルヴィから

車で南に5分ほどの宿で民宿的ですがセキュリティーもキッチリしていますし

清潔でプールなどもあり朝食もスタンダードですが旨いです。

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さて本日は前日ゆっくり周れなかったカルヴィ観光から始めます。

ジェノヴァ統治時代にジェノヴァ人によって築かれたカルヴィは

砦を中心に作られている町でヨットハーバーも立派です。

2日後にお祭りがあるみたいで会場設営で人がいっぱい。

砦から見る大陸側(北側)町が薄っすら見えます。たぶんジェノヴァの町?

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砦の中にある教会は非常に暗ーい雰囲気がありなんだか怖かったっす。

街のイメージは完全に観光地。

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午前中にカルヴィを後にしポルト方面に移動。

途中Galeriaガレリアに寄り道してビーチで休憩。

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そこで今回の旅行2回目の野牛?に遭遇。今回の奴らは明らかに日光浴してます。

ちょっと近づいてみましたが逃げる様子も無く静か。

暑すぎてバカになっちゃってるのかもしれません。

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遠くからビーチを眺めた写真ですが人間と左側にいる牛が共存してます。

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再び車に乗り、南に向かっていると今度は山羊。

会いたかったよ~山羊さん。ずっと探しながら車を走らせていたのですが

沢山いると聞いていたのに全然会えなくて寂しかったんです。

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さていろんな動物に出会えて満足な私等はポルト湾に到着。

本日のメインイヴェント、コルシカ唯一のユネスコ自然遺産

スカンドラ自然保護区とジロラータ湾を遊覧船で観光です~。

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スカンドラ半島の海側にある自然保護区は陸からも入れませんし

沿岸海域、海底、海中まで自然保護区になっている為

海上からの上陸や潜水まで禁止されています。

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圧倒的な規模の奇岩群は私のセンスの無い写真には収まりきりません。

これはその場に行って体感する事をお勧めします。感動です。

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ちなみに船はラジコンカーの操縦の様に簡単そうに動かしていて

狭いところにもすいすい入っていきます。

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ポルトに帰る途中、ジロラータの町により休憩。

この町は夏は観光客でいっぱいになるようですが

冬は村人もいなくなり空っぽの町になるようです。不思議。

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2時間半の遊覧を終えて何もしてないのに直射日光のおかげでふらふら…

ポルト湾から車で20分程のPianaピアナにあるホテルへ移動です。

でもこの20分がコルシカ旅行の中で一番過酷な道でした。

右は崖。明らかに向かいから車が来たらどちらかがバックして

ちょっと広いところで待つレベルの道の幅。擦違えませんし、しかもクネクネの為

曲がる手前でクラクションを鳴らして知らせないと正面衝突です。

いたる所で道路工事が目立つコルシカですがここは早くどうにかしてほしい。

そして、やっと着いたホテルはこの旅初めての連泊です。

部屋からは世界遺産のピアナ湾がスカンドラと一緒に見える最高の立地。

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食事はホテルのメインダイニングLe Neptune。

正直全くレストランは期待していなかったのですが

これが中々良いレストランで…失礼いたしました。

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料理は伝統的な物を少しアレンジしてあるガストロ?風。

向いに見えるピアナ湾で獲れた魚介類がやはりお薦めの様。

ただスタッフが足りなくて大変そうではありました。

ワインリストも中々です。それほど数は無いですがブルゴーニュや

ボルドーまでリストしてあるお店はコルシカで初めてです。

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私は2001年LecciaのPatrimonioを頼んだのですが在庫なし…おーい!

なので改めましてこちらのレストランでお薦めの

アンフォラで熟成させたClos Canerecciaクロ カネレッチアのVin de France2013。

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品種は古代品種のCarcaghjolu(コルシカ語)。クロカナレリで飲んだ

Carcajoloと一緒です。非常に力強く柔らかくも有り、色濃いワインが好きな人は

かなり喜ぶと思います。

珍しいワインを飲んでいる日本人がいるとソムリエに伝えられたのか

オーナーが来てワインで聞きたい事があれば何でも聞いてくれと。

とりあえず飲んだ事が無かったのでこのクロカネレッチアの話を聞く。

オーナーの友達らしく2日目に寄ったアレリアの造り手で

非常に生産量が低い為あまり出回って無いワインらしい。

ちなみにこの方トラッチア、クロカナレリ、アントワーヌ アレナ

レッチアなどで働いた経験があるらしくかなりの手練れでした。

もうちょっと話したかったのですが疲れ過ぎで

もともとそんなに話せないのに輪をかけてフラ語が出てこない…残念。

さて、料理はまずオマールのタルタルと何かのムース。忘れちゃいました。

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前菜にテット ドゥ ヴォーを食べたかったのですが

メインで2人前からのコート ドゥ ヴォーを食べたくなり

前菜は軽めでピアナの魚介を贅沢に使ったスープ ドゥ ポワソン。

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嫁さんはタコ好きなのでまたタコのサラダ。

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そしてメイン。骨付き仔牛ロースのローストとキノコのソテー。

2回ほどあったあの子たちがこんな形で…美味しく頂きました。

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お腹いっぱいでデザートは無し。

大きなベッドでゆっくり寝かせて頂きました~。

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コルシカ旅行記4日目

本日は庭で朝食をとり気持良くゆったりとした朝から始まりました。

朝食が宿代に含まれてるところは朝食に自信があるところが多いので

何気に楽しみにしてたりします。ここは比較的質素でしたけどそれも良し。

前日夕食を楽しんだコルテの町にもう一度寄ってエピスリーを物色。

ここの店も教えてもらったところですが店主がこないだ日本のTVに取材されたと

自慢げに言ってました。強烈な個性の店です。蠅が多過ぎで臭いもヤバい…。

潔癖の方は行かない方がいいです。でも無造作に2002年アレナのムスカが

売ってたりする魅力的な店でもあります。

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そしてコルテの砦の上まで行き気持ちの良い景色を見て

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コルス名物のナイフを物色。いいナイフ職人さんがいるコルスは

いたる所にナイフ屋がありますが何処の観光地も一緒で、どうでもいい物も

沢山売ってますからご注意ください。私はいろんなナイフ職人が出品している

アトリエを見ていたのですが良い物ばかりです。でも大体2つ折りのナイフばかり。

お店でつかうナイフを探していたのですが基本的に食事用のナイフは無いようです

確かにレストランでもナイフはライヨールばかりでした。

諦めかけていたのですが1点だけ6本セットのメチャかっこいいナイフ発見!!

でも1本130ユーロから中には1500ユーロを超える物ばかりの店…しかも6本セット

値段も書いてないし…恐る恐る値段を聞く。まあ当然安くは無い。

でも想像していたよりは安い。悩みましたがここは買いです!

店員もマジで?みたいな様子。

で、かっちょいい木箱に入ったナイフを

店の人が紙袋に入れてくれたんですが横じゃなくて縦にするもんだから

箱の中でガラガラガラって!おい!拳を振り上げそうになり必死で耐える。

ランパールでしっかりとしたお肉を召し上がる時に稀に出しますのでお楽しみに。

ナイフ屋のHPはhttp://www.couteaux-corses.fr/index.html

名残惜しいですが楽しかったコルテを後にしBalagneバラーニュ地方へ出発。

バラーニュ地方はコルシカのガイド本で必ずお薦めされている

古き良きコルシカ的風景が色濃く見られる地域でワイン産地としても有名です。

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ランパールでも取り扱いのあるコルス カルヴィのレヌッチも

バラーニュの生産者で本日はこちらによります。

それにしても道険しいわ~良く運転出来てるペーパードライバーの私。

そんなこんなで何とか若干遅刻して到着。

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当主のBernard Renucciベルナール レヌッチと奥様がお相手してくれました。

こちらのドメーヌは最近少し畑を買い足し今は総面積20ヘクタール。

コルシカの生産者としてはそんなに大きくないです。

ワインの種類もシンプルで今のところコルスカルヴィの赤、白、ロゼ。

そして日本未入荷の甘口のみです。

最近買い足した畑で古代品種も3種類植えたようで

ビアンコ ジョンティーユ、アレアチコ?ミノステル?という品種らしいっす。

近々Vin de Franceでリリース予定との事で楽しみです。

遅摘みのヴェルメンティーノは初めて飲ませて頂きましたが

めちゃくちゃ甘いわけでは無いですが残糖60g/Lで十分デザートワインの域。

喜んで飲んでいると、通常500mlの瓶なのですがお土産に

1500mlのマグナムボトルを頂きました。有難いけど重い…

私が伺ったドメーヌの中でも1番清潔でワインにもその清潔感が

表れているように思います。

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帰り際、今日の夕食を食べる場所が決まっていないので

何処かカルヴィの町で美味しいレストランは無いか伺ったところ

カルヴィには無いけどLavatoggioラヴァトッジオという街に良いレストランが

あると教えて頂き今日の夕食も決定。やっぱり地元の方に聞くのが一番早い。

 

夜まで時間があるのでとりあえずホテルにチェックインし

珍しくプールに入ってみたりして暫しヴァカンス気分を楽しむ。

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旅の疲れを若干癒してベルナールお薦めのレストランに出発。

外観は中々の物で、期待感が一層上がります。Chez Edgardシェ エドガー

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座るなりとりあえず出て来るムスカ ド カプ コルス。

いくつものお店で出て来ているのでもう慣れましたが

コルシカのレストランはアペリティフとしてマスカットワインが出てきます。

この店サーヴィスの服装が皆バラバラで普通の格好で仕事してます。

店の雰囲気とのギャップがまたいい。

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メニューは渡されません。

サーヴィスの方が来て初めてか聞かれ、だったらスペシャリテで行こう!みたいに

けっこう強引に進めて行きますが流石にメインは選べます。幾らかは謎…。

いつものオレッツァとワインは11年レッチアのパトリモニオ赤をオーダー。

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そんなにワインの品ぞろえが良い訳では無いですがそこそこあります。

料理はまずコルシカ風スープ。

トマトベースでビーツ、茄子、芋、白インゲン、太いパスタ

キャベツとほうれん草の合いの子の様なコルシカ野菜、マキの入ったスープです。

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サーヴィスの方がでっかいスープの入れ物から少し注いでくれて

あとは好きなだけ飲んでくれスタイル。

「スープが出てくるけど飲み過ぎるとお腹一杯になって食べられなく

なるから気を付けろ」とベルナールから助言があったので旨いけど少しで我慢。

2皿目はコルシカ風タルト。

キッシュの様な野菜のタルトで素朴ですが生地もサクサクで旨いです。

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メインは私がコルシカの乳飲み子羊の煮込みで

嫁さんが猪のロースト。奥にある暖炉ででっかく焼いて切り分けてます。

付け合わせは羊のチーズ ブロッチュとじゃが芋のグラタン。

言われた通りボリューム満点でどちらも激ウマです。

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遠目に写真を撮ったのですが黄色いシャツのこの人がシェフのエドガー。

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ボタンの空けっぷりが半端無いっす。ワイルドが過ぎる!

隣のテーブルはサーヴィスの方が横にある植え込みの石段に

座りながらオーダーを受けてました。コルシカ恐るべし。

肉は頑張って完食しましたが、その後チーズが出て来て流石につらい…

スープを飲みほしていたら既にギブアップでした。

そして、デザートは選べるのですがティラミスやパンナコッタなど

イタリアっぽいラインナップ。嫁さんはパンナコッタを選び

私はお腹いっぱいなんで何か軽い物をありますかと尋ねると

フレーズ ド ジャルダンと言われたのでそれを私はオーダー。

で、これ。

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マジで庭の苺でした…雑な切り方ですが旨かったっす。

はちきれそうな腹でお会計。

カードで支払おうとしたらまさかの現金のみ!!ありえなし。

基本海外で現金をほとんど持たない私は50ユーロしか持ってない。

なんとか嫁さんが持っていたので大丈夫でしたが、かなり焦りました。

だって山の中なんですもん。ATMなんて20分くらい車で走らないと無いです。

皆さん現金はそこそこ持っていた方がいいですよ~。

いろいろ楽しい夜でした。また来たいわ~。ベルナールありがと。

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海の日はBBQ大会

台風が去った後の祝日。太陽サンサンの中いつもの場所でBBQ大会決行。

今回は飲食の人間が多く参戦。シックプテートル、シュマン、オザミ

和食から釉月さん、中華の虎穴さんとランパールといった顔ぶれ。

皆1品づつおつまみを持って来てくれたのでかなり豪華なBBQでした。

今回のテーマはまるごと焼く!BBQでは時間がかかりますし火場の作り方が

難しいので中々やりませんがチャレンジしてみました。とは言え私はほとんど

ノータッチでしたけど…プロがいっぱいいる中で私の出番は無いです。

序盤からずっと焼いていたのはいつものシュマン信定シェフ。頼りになります。

BBQ番長オザミのだーいーさんは暑さの為か中盤で脱落。

そこから文字通り火が付いた釉月の金子さんが奮闘。

シックの若手茶室君と大丸屋君という珍しい名前コンビが終盤頑張ってくれて

シック星さんは子供担当。

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虎穴の小松さん終盤で致命傷。詳しい事は書きません。

川俣軍鶏、ランド産小鳩、仔牛もも肉、子羊もも肉、

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じーしょーさんが持ってきた鮎は塩焼き、オマールはココット焼き

するめ烏賊、牡蠣等も持参。

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シックチームがワインとオテイザのサラミや

カツオのたたき。金子さんは酒1升とムールの軽い燻製。

小松さんはトリップのパクチー和えと麻婆豆腐など持って来てくれました。

どれも当然激ウマっす。

信定さんは持参したルクルーゼで

ムールマリ二エール~帆立とジロール茸のアラクレーム~リゾットと凄い流れ。

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若干のアクシデントなども有りましたが仲間達と集まってのBBQは最高っす。

次はもう少し涼しくなってからにしま~す。疲れたけど楽しかった。夏ですね。

 

 

 

 

 

コルシカ旅行記3日目

さて今日はまず前日疲れてほとんど見ていないボニファシオ観光からスタート。

街は昔ながらの雰囲気でコンパクトに纏まっています。

石灰岩で出来た土壌で家も白い建物で統一されていてとても綺麗。

海沿いに行くと向かい岸にはサルディニア島が見えます。たぶんそう…

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海は当然めちゃ透き通っていてそのままダイブしたくなります。

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こんな素敵な街なのに相変わらず貧乏性で詰め込みすぎな旅行プランの私。

早速北に出発です。ポルトヴェッキオは街中を走ってそのままスルー。

次回にとっておきますよ。

どんどん北上。バスティアはスルーしてカプコルスへ。マスカットで有名。

ジェノヴァの塔と呼ばれる灯台のような監視塔が点在しています。

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北端の町Maccinaggioマシナッジオで昼食。

バスティア風タコのサラダとムールマリ二エール。何故かクリームが入ってる。

それとイワシのソテー。素朴。けっこう質素な食事っす今回の旅行。

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本当ならばもう少し時間に余裕がありアポ無しでカプコルスの生産者に

行こうと思っていたのに渋滞にはまって全然時間無し。道路工事多いっす。

ぱぱっと食事を終わらせパトリモニオの南Poggio-d’Olettaポッジオ ドレッタにある

生産者Lecciaに向かいます。道が細いし横はすぐ崖。今までで一番険しい道程でした。

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何とか着いて早速テイステンィングさせてもらいます。

こちらもカナレリと一緒で当主のイヴ レッチアは畑に出ていておらず。

メールでやり取りしていた美人さんVivier Celiaセリアにテイステンィング

させてもらいます。こちらもビアンコ ジョンティーユを植えています。

IGP Ile de Beauteの名前で出している物とPatrimonio、Muscat du Cap Corse等あり。

コルシカ白の最良生産者はここだとクロカナレリのポールが言ってましたが

確かに白の透明感と熟度の高いエキス分のバランスが素晴らしいです。

まだ直接日本と取引した事は無い様なのでどこか引っ張って欲しいです。

最後にセリアと写真を撮りましたが顔のデカさが違い過ぎ…

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ドメーヌを後にしてコルシカ独立運動家の総本山Corteコルテへ。

レストニカという深い谷に阻まれた山の要塞で

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コルシカ民族主義の指導者にしてコルシカの英雄パスカル パオリの町。

昔は独立国家コルシカの首都だったところ。

パオリの像。

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日本ではナポレオンの生まれた島で有名ですがコルシカの英雄はパオリらしいっす。

コルテの情報もエスキスのシェフに頂いていたので

お腹の減った私等は直ぐにそちらに向かいます。

初めての場所なので基本予約などしていないわけですが

お薦めのレストランの場所がどうしても見つかりません…

今回の旅ホントすんなり進まないっす。

満を持して嫁が広場にいる地元感満載のおっちゃんに聞きに走る。

おっちゃんもその住所ならそこだよと教えてくれますがやっぱり無い。

とぼとぼ2人で歩いて戻ると同じおっちゃんが「あったか?」と。

しょうがないのでおっちゃんにお薦めの店が無いか聞いてみる。

当然何が食べたいか聞いて来るので猪料理とかブロッチュみたいな

山羊のチーズなど地元っぽい料理と答えると

猪は禁猟の時期だし山羊は皆山に登ってる時期だから

あったとしても全部冷凍物で美味しく無いし観光客用だよと…

いやいやお気持ち有難いですが俺らその観光客なんです。

俺のお薦めはそこのU CAMPANILEという店で栗の詰め物している鳩が

最高だとおっしゃるのでそれも良いかと今日はその店に決定。

で、店に行ってみたらまさかの鳩ねーし…

結局観光客用コルシカコースみたいな物食べました…

コルシカ野菜のパイ、冷凍…猪のパテ

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猪のシヴェ、何かと山羊チーズのカネロニ

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でもおもろいオッチャンに会えてよかったです。これも旅の面白さ。

宿はコルテから車で南に10分のヴィラです。

ここの宿良かったですよ~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コルシカ旅行記2日目ー2

ルヴィーで食事を終え、ポルトヴェッキオの北にあるLecciのワイン生産者

Dm de Torracciaトラッキアに向かう。登って来たわけだから当然道中下りが多い。

ここら辺から運転がメチャ楽しくなってくる。けっこう攻めました。

やはり思いの外、山道は時間がかかりちょっこっと遅刻して到着。

当主のマルク アンベールさんの前にまず奥様が試飲しながら

ドメーヌの歴史をレクチャー。後に旦那にチェンジ。

1964年設立のドメーヌで初代はクリスティアン アンベール。マルクは2代目です。

今は日本に輸入されていないですが昔は入っていた時期があったようです。

大きく分けて赤はニエルッキオ、スヤカレロ白はヴェルメンティーノの

コルシカ品種だけで作ったORIUオリューシリーズと

白はヴェルメンティーノですが赤、ロゼはグルナッシュやシラー、サンソー等

コルシカ固有品種では無い品種も入った比較的早飲みシリーズと

2つのラインがあります。ワインはすべてステンレスタンクで熟成。

日本人が来るのが珍しいみたいで樽からでは無く

ボトルで20本ほど開けて頂き一緒に試飲。ワインの感想を聞きながら

事細かにテイステンィングノートを書いていくマルクは非常に好感が持てます。

全房発酵のキュヴェニエルッキオ等も最近始めたらしくどの地方も一緒ですね。

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葡萄畑も見たいとお願いしていたのですが試飲で2時間もかかってしまい

次の約束があるから畑は見れないと言っているのに

2分で行けるからと強引に連れて行かれる私等。実際は5分。

いやマジで時間押してるんですけど…。ついて来る3匹の犬が可愛い。

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見せて頂いた畑はニエルッキオの畑で1ヘクタールあたり3300本の植樹。

ブルゴーニュに比べると3分の1。見ての通り畝と畝の間が広いです。

まだヴェレゾンは始まっていません。葡萄も沢山なっていて

これからヴァンダンジュヴェルトを行い収穫は9月の初めを予定してるとの事。

最後にORIUのロゼを2本も頂き写真を一緒に撮ってもらいました。

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次の生産者はClos Canareliクロ カナレリ。フィガリ空港の北にある小さい街

Tarrabucettaタラブチェッタ?という街です。

既に遅刻は決定ですがすっ飛ばして移動したので15分遅刻で済む。

聞いてはいましたがドメーヌまでの道は舗装されておらずかなりの悪路。

RV系マシンで良かったっす。

当主のイヴ カナレリは畑に出ているらしく不在。

ドメーヌの案内をしてくれたのはPaul Guillouardという若い人でした。

若いのにしっかりしていて質問にもスラスラ答えて将来有望です。

基本樽熟成のこちらはトラッキアとは全く違う生産者。

中には地中に埋めて熟成させる昔ながらのアンフォラを使った物もあります。

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成分分析の為のラボもあり近代的でもあります。

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まず樽から2015年の試飲。フードルやバリックから頂きましたが

けっこう皆落ち着いていて直ぐにでも瓶詰出来そうな印象。

最近はビアンコ ジョンティーユを筆頭にしてコルスで昔植えられていた

品種を現代に復活させようという動きがいろんな生産者にあるようですが

こちらでも白のBianco Gentileビアンコ ジョンティーユや

赤のCarcajoloカルカニョロ?といった品種を使ったワインがあります。

どちらもAOCの規定に入っていない品種なのでVin de Franceで出ています。

ビアンコ ジョンティーユは日本にも入荷していますが

桃やパイナップルのようで、でも甘すぎない抑制の利いたトロピカル系ワイン。

赤のCarcajoloは非常に色が濃くマルベックの余韻を長くしたようなイメージ。

南端のボニファシオにも畑を購入したらしくそこは花崗岩土壌が多いコルスでは

珍しく石灰岩土壌なのでまた違ったキャラクターのワインが出来るのではとの事。

場所を移してサロンの様な場所で瓶から試飲。

3週間以上前に開けたワインも飲ませて頂きましたが全くダレていない物もあり

クロ カナレリの強さを感じました。

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一緒にサロンにいたエリオットという犬はいびきかいて寝てます。

畑は周っている時間が無かったので次回に残して終了。

ポルトヴェッキオの良いレストランを薦めて頂いたのに予定が決まってて残念。

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もう気が付いたら20時。早くホテルに行きたい…

濃いワインで舌がやられてるし運転でお疲れ。眠い。

今夜はBonifacioボニファシオ。この町けっこう厄介な造りしてます。

2D地図では分からんです。崖の下に崖に沿ってホテルがいっぱいあるのですが

フロントが5階だったりします??難解です。知ってれば問題ないですけど。

食事はヨットハーバーの目の前にあるKISSING PIGS。

シャリュキュトリや焼きっぱなしの肉が旨いとコテフーの林さん推薦の店。

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塩メッチャ強いけど自家製のハム盛り合わせ旨し。

ワインは疲れててしかも飲み過ぎてるから

カラフェでサルテーヌの白&オレッツアがぶ飲み。

メインで塊肉を食べに来たのに食欲微妙で焼きソーセージ。でも激旨。

あと何故かチーズフォンデュ。これ失敗。

アルコール全く飛ばしてないから苦くてしょうがない。うーん。

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羨ましいなー乗ってみたいなーと思いながら眠りに着きました。

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先日の休みは

フランス旅行でずっと郷土色強い料理を食べていたので

久しぶりに和食ときたら人形町釉月さんです。

日曜日に来て頂いた昔からの大事なお客様と強引にご一緒させて頂き

楽しい夜を過ごしました。料理は相変わらず豪勢な刺身の盛り合わせから

鱧のから揚げ、水茄子のぬた、はまるポテサラ、鯵のなめろう、牛たたき等

もっといっぱい食べたのに若干緊張していて覚えてない…しかも結構飲んだ。

たぶん2合徳利だとおもわれますが3人で6本。まあまあです。

お酒はいつも通り奥様激選の酒でラベルから爽やかなものから

だんだんしっかりとした物へ。毎回楽しいです。覚えないけど。

また近々伺います。

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