2019年フランス旅行記3日目ー2

トロワを出発してアルボワへ。

大体2時間くらいのドライヴ。

夕方に試飲の予約をしていたので急いで車を走らせます。

アルボワ ピュピランArbois Pupillin村にある造り手。

フィリップ ボールナールPhilippe Bornard。

オレンジ色の狐で覚えている人は多いのでは?

016e19684473abcf58123703186db851fc85a0db05

今回お相手してくれたのは

フィリップの息子トニー。

まだ若いですが実力派。

2016年のプールサールは最高に旨かった。

トニー曰くフィリップは完全に引退して

ボールナールのワインはトニーが栽培も醸造もしているそうです。

010d1d4e1fba1763ff07749537aee198b12423be56

2018年のワインは素晴らしくしっかりとしたボディーの

ワインになったようでトニーは非常に喜んでいました。

いろいろ試飲して話を聞いて思いましたが

トニーは果実味のしっかりとした濃い系が好みのようです。

私はどちらかというと軽やかでスムースなワインが好きなので

ちょっと好みは違うかもしれません。

いろいろ面白い試みをしていましたが

やはり今はアンフォラですかね。

01c1eb3d692bfa812c7fecce4a9c07ec078b83e7f6

カーヴの横にあるスペースにアンフォラを埋めて

そこで熟成させるキュヴェがありました。これはサヴァニャン。

やはりジュラと言えばサヴァニャンです。

ヴァン ジョーヌも勿論仕込んでいます。

01bafdc744c72870c7148f91e7df01156a31edb3bd

透明な樽に後ろから光を当てているので

Florフロールという産膜酵母がしっかり出来ているのがよくわかります。

 

樽やINOXからの試飲だったので

現時点で還元しているキュヴェはありましたが

欠陥というような壊れたワインは1つも無く

さすがレベルの高いヴァンナチュールの生産者です。

トニーのワインはプールサールよりトゥルソーの方が軽やかで私好み。

最後にトニーと写真を。

014187f4083514bb2144ce657d9c171d0535ef1f1c

畑は見る事が出来ませんでしたが

いい試飲が出来ました。トニーありがとね。

 

夜はホテル レストラン レ コーダリーles Caudaliesに。

いわゆるオーベルジュですがこじんまりしています。

このお店は2015年にMOFを取ったソムリエ

フィリップ トゥルサールのお店。

フランスでは有名レストランや有名ソムリエがいると

いいワインが集まるのでそこを期待して行って来ました。

ジュラの神様的な扱いをここ最近受けている

ピエール オヴェルノワのちょっと古いワインでもあればと期待。

 

ゆとりのある広さのレストランフロアでちょうどいい高級感。

スタッフも多くジュラの小さな町のレストランとしてはいい雰囲気です。

料理はアラカルトもありコースは3種類。

私はアラカルトで蛤の前菜

01b625564f3b41dcfe4a7486e268d494e79fae0add

自分でもビックリするくらい記憶無い…やばいな。

そしてメインは

01706dc1d8c77a48292e84e873fb792476dd8bc34d

ブレス鶏むね肉のロースト。モリーユのクリームソース。

素材はいいですが色々とっ散らかったお皿…センスねーな。

 

そして期待のワインリスト。

分厚いリストで中々面白いワインが揃っています。

地元ジュラのワインよりブルゴーニュが充実していて

DRCも若いですが沢山あります。そして安い。

でも期待していたオヴェルノワは2014年が170€。うーん。

DRC飲んじゃおうかと思いましたが我慢して

今回はルーミエのレ クラ2014年。

01fbbb9aa5f6767cb77904c303bc63d5d54999909e

他にも飲みたい物は沢山ありましたが値段で決めてしまった。

果実味たっぷりで若い時に飲む贅沢はフランスならでは。

 

そして最後はフロマージュ。

017f5804924802c726209fa0c05f1fe5d068eff4a0

さすがの種類と量。やはりジュラといえばチーズです。

オーベルニュの3星レジス マルコンにも劣らないレベル。

しっかり頂きました。やはりコンテとモルビエが激旨です。

 

料理がもっと良かったらまた来たいんですけどね~。

でも食事が終わったらそのまま部屋に戻れる良さは

オーベルジュならでは。

秒で爆睡しました。

ジュラ地方っぽいタルティフレット

今回はタルティフレットを仕込んでみました。

タルティフレットとは

フランスの東。サヴォワ地方の郷土料理で

じゃが芋とクリーム、ベーコンなどに

ルブロションという地元チーズを乗せて

オーブンで焼き上げたグラタン的な料理です。

ですが割といろんな地方でその土地のチーズをのせた

地方毎のタルティフレットがあります。

今回はジュラヴァージョン。

014e13b5bb1c3d9c0d0bcce34d471902f628329285

茹であげたじゃが芋はベシャメルソースと合わせます。

そしてベーコンの代わりにジュラのモルトソーセージ。

そしてチーズはモルビエです。

先程試食で焼いてみましたが臭い半端無い…

でも素朴で旨いですよ。

やはり合わせるのはジュラのワイン。

2011年ロレのアルボワでジュラ気分を味わって下さい。

 

昨晩は激忙しかったですが今晩は静かかな。

18時より営業開始です。

楽しみにお待ち致しております。

2019年フランス旅行記3日目-1

名残惜しいですがランスを後にして

ジュラ地方のアルボワに向かいます。

車で大体3時間くらいでしょうか。

ドメーヌ訪問も夕方ですし、

そのままジュラに行くのも寂しいので

友人のダーイーさんが以前お薦めしてくれた

ワインショップ兼ビストロ?にでも行くかと

一路シャンパーニュの南オーブ県にあるトロワに寄り道。

 

昔は相当栄えていた街なのではないかと思いますが

今でも割と大きめの街で、人も沢山います。

オーブ県の県庁所在地なので当たり前か。

ラコステの本社なんかもあるようです。

 

目的のお店がオープンするまで少し時間があったので街を散策。

01fe983f34ddebdddfa39dd1687c5ab44186ad6e26

独特の雰囲気があるトロワの街並み。

後で調べてみるとハーティンバー様式という建物のようで

木材の部分を壁の外に出しアクセントにするデザインなんですって。

アルザスもこんな感じだったような。

 

サンピエール・サンポール大聖堂

01252104cdd476d8c6ee481aad5ec889f27c82aac6

ランスの大聖堂ほど大きくは無いですが

雰囲気が良くとても素敵な大聖堂です。

016c742a7159df737a7502b9e3b80846dd31f954a1

 

トロワには毎日マルシェが立ちます。

屋根も付いていて最高。

01328dda22b50594829b57175f3fdb25c94d2c8986

01150cc24231384c1b2e13fd93f304ddca77e320de

そのマルシェにある

フランス最高の職人(MOF)に選ばれたシェフのショコラティエ

Maison Caffetで少しチョコを購入。

01ddbf1aa95a592342a0ab89fd001b4810a30f6eb4

01838d1a51f67a2b90e4ae909e7a540fd392c1b83e

少し買うのに何個も試食させてくれました。いいのかな?

 

そして、いい時間になったので

目的のお店に向かいます。

019ad996cf7a9f3be676bbbb1d68fb86fd16ec281c

Aux Crieurs de vin

入って左はワインショップ。右奥はレストランです。

ここに来た理由は1つ。アンドュイエットです。

内臓のソーセージですが、ここのは絶品らしく

昔から来たかったお店。やっと来れた。

ワインはヴァン ナチュールが沢山並んでいます。

食事の後で2時間程運転しなければいけないので

ワインは我慢。辛過ぎる…

前菜はPaqueという牛のモモ肉をカルパッチョで。

0157165ddd7e9783810730ca00d8b540fcf8fcfb35

見た目では分からないでしょうが凄く旨い肉です。

そして

018052b396e0ab10652594c4463cc618af01edf1e6

きたーーー!

念願のアンドュイエット。

熱々をじゃが芋のピュレと合わせて頂きます。

今まで食べてきたアンドュイエットの中で断トツ1位っす。

これも写真じゃわかりませんね。

是非トロワまで足を運んで食べて下さい。

内臓好きなら行くべし。

 

帰り際ワインショップで少しワインを購入。

013d16f37da75b3db2ba68785d7ed9f5df6e2d8b6f

もうすぐ日本にも入るかと思いますが

Alice&Olivier de Moorのプルミエ クリュと

これは飲んだ事の無いVouette&SorbeeのSobre2008年。

少し休ませてから飲みたいです。

あー次回はゆっくりワインと共に楽しみたいです。

トロワの街も観きれてないですし。

 

3日目その2へ続く。

五味さんは元気です

先日は元カーヴ デ ヴィーニュのシェフ五味さんと

一緒に食事をしました。

突然の入院から急な閉店と

いろいろありましたが元気な顔が見れて嬉しかった。

まだリハビリ中なので本調子では無いようですけど。

何とかゆっくり歩いています。

 

場所は八丁堀のラ コンブさん。

昔一緒にカーヴ デ ヴィーニュで働いていた

ヒデと奥様のお店です。

ヒデの料理は初めて食べましたが

どれもバランスよく、素晴らしく美味しかったです。

01f2c9064f3c608742cec5562b3fed365ebf951749

殻付き雲丹と人参のムース、コンソメジュレ

0124ad26fc0a706481c349d81cff3938523abb5766

りっぱなカンパチ?のお皿

016a2fbfa024ce403e011c480ed4295ad18985c461

白いかとアスパラガス

01144f5740015b31222ee4886e70f50d447f12e5f9

シストロン産仔羊もも肉のロースト

肉の火入れ最高!

旨し!

 

ワインもいい物が揃っています。

今回は

ヴァンサン ダンセールのムルソー コルバン2011と

クリスチャン フォーロワのブルゴーニュ ルージュ2010

016553187bcc549bf829c9d2b4256f3661ade0499e

どちらも旨かった~。

最後に皆で写真を。

019c0fe300567186f70732bd121273181d426ebc09

また近々寄らせてもらいます。

ごちそうさまでした。

 

五味さんの事を心配していた皆様。

ちゃんと生きております!!

早い完全復活楽しみにしています。

 

本日も18時より営業開始です。

楽しみにお待ち致しております。

 

やる事多くてほんと書き物や事務仕事終わらん…

 

ブルゴーニュ料理といえば

ブルゴーニュの郷土料理といえば

牛肉の赤ワイン煮込み(ブッフ ブルギニョン)や

鶏肉の赤ワイン煮込み(コック オー ヴァン)

やはりワイン産地なのでワインを使った料理が目立ちます。

そして、忘れてはいけない

もう1つの赤ワイン煮込み系料理。

ポーチドエッグの赤ワイン煮込み(ウフ オン ムーレット)。

エスカルゴやジャンボンペルシエ、シャロレ牛のカルパッチョなどに

目が行きがちですがブルゴーニュの店には大体ある前菜です。

そんなウフ オン ムーレットを少しアレンジしてご用意しました。

0113bbc9e625d24a1928d4be49049407beba5082ba

いろいろ乗っかっていますが

下から

牛バラの赤ワイン煮込み

鹿バラコンフィ

ポーチドエッグ

ジロール茸のポルトソース

アスペルジュソヴァージュってな感じです。

ポーチドエッグを崩して皆一緒に食べてみて下さい。

若めで果実感のわりとしっかりしたブルゴーニュの赤が欲しくなります。

 

本日は日曜日なので17時より営業開始です。

昨日は忙しかったですが

今日は今のところ予約少な目です。

楽しみにお待ち致しております。

 

フランス旅行記が時間なくて進まない…

本日より6月 新作ムース出来ました

10日も休んでいた事もありますが

アッと言う間に過ぎていった5月。

6月先月の分までは頑張らないと!

 

先日よりスターターのムースが変わりました。

枝豆のムースと常節 トマトのジュレ

015a64bc4a0869c056ec17d293525e981dda8c2ac7

初夏らしい涼し気な前菜。

滑らかで旨みたっぷりな枝豆ムース。

常節の食感にくるみオイルの香ばしさを加えて

透明なトマトのジュレは柔らかい酸と爽やかさがあります。

一緒に食べると旨いですよ。

 

本日は18時から営業開始ですが

オープンと同時に4組予約が入っているので

出来たら19時以降に来て下さい。

今月もどうぞ宜しくお願い致します。

 

ブーダンノワール

新メニューです。

01cf3618903463dbc36ceeb0a8a58bb55e651ba618

新しい?

いつものブーダンノワールまんま焼いただけに見えますが

豚足や豚バラ肉が入ったブーダンノワール。

昔ランスのオーボンマンジェで食べたブーダンをイメージ。

Mシェフに再現してもらいました。

旨いです。このブーダン。

本日も18時から営業開始です。

月末のラストスパート頑張ります!

2019年フランス旅行記2日目-2

Benoît Déhuのフォソワを後にし

夕方のドメーヌ訪問まで時間があるので

車でエペルネー方面に向かいます。

ちょうど14時位にエペルネーに到着。

行きたかったワインショップ520は休憩時間で行けず…残念。

トイレ休憩も兼ねてカフェでコーヒー飲んで

スーパーに寄り惣菜購入。

日本の漫画がいっぱいあります。

0125ad74cd862a3b24d51037998e9027f0bb82386b

キングダム欲しかったですが重いので断念。

 

そしてコート ド ブランをドライヴして

クラマンの葡萄畑で遅めの昼食。

010b30b2f16242675141e60be184fd3b1ebbaf179f

スーパーで買った生ハムとバター、コンテ20か月熟成を

挟んでだカスクルート。バゲットは自販機で買ったものです。

素朴ですが贅沢。ちょっとしたピクニック気分。

 

そして本日2件目のドメーヌ訪問は

Bouzyブジ―村のPierre Paillardピエール パイヤール。

案内してくれたのはパイヤール兄弟の次男

Quentin Paillardカンタン パイヤール。32歳若い!!

 

どうしたいのか聞かれたので

畑に行き試飲もしたいと伝えると

さっそく車を出してくれました。

まずはles Maillerettesレ メーユレットの畑に。

Bouzyと言えばブラン ド ノワール。

粋な計らいでカンタンがシャンパーニュを畑に持って来てくれました。

しかもレ メーユレット2013!

016f6afbe370d4b10740d8d3f6df104c42204e9afa

開けるのは私の仕事です。

目の前の畑で収穫されたワインをその場所で飲む贅沢。

013403513e5b7c9ddc42f0d082851e43ed8270e616

ブジーのみに約12ヘクタール持つピエール パイヤール。

今は長男のアントワーヌと次男のカンタンが先頭に立って

ワイン造りをしています。

ブジ―村で植えられているのシャルドネーピノノワールの比率は

シャルドネ1割ピノノワール9割と圧倒的にピノノワールが多いですが

ピエール パイヤールでは7割ピノ。3割程シャルドネを持っています。

いろんな話を聞きましたが酒飲み過ぎであまり覚えていない人…

 

そのあとBouzyで一番景色がいいという場所へ。

018e41f557b429dfef586fc15c2b2bd3ad9b3aaa09

Fossoyと比べると明らかに太陽の当たり方が強いです。

全てが南向きの畑で西日をガンガン受けますから。

01e1227d5d56132fc9c59b66edc6f84445a515aea5

このコルク型の石からの眺めがいいとの事。

01003adcd04580fbb1ece09122880931a1a87fe15a

樽から18年のコトーシャンプノワの赤を飲ませてもらいましたが

かなりしっかりしています。さすがBouzy。

実は白のコトーシャンプノワもたまに仕込むらしく

2018年が3回目の仕込みとの事。楽しみです。

その後試飲ルームで一通り瓶から飲ませて頂き終了。

持っている区画の地図を見ながらの試飲は楽しいです。

01cbd87b4ef26d15dae3acd650d460b8f6053102dc

黒っぽい区画がパイヤールの持っている場所です。

最後にカンタンと写真を。デカ過ぎです。

014d2ec07c56187df8d3052f4a4d330d7d1e10d0a7

6月に来日するようなので

その時はランパールに来てくれる約束をしてくれました。

待ってますよ~。ありがとうございました。

 

けっこう長い試飲だったので

急いでランスへ戻り予約していたレストランへ向かいます。

ランスの賑やかな場所からは少し離れている場所ですが

地元の方々で盛り上がっているお店で

割としっかりとしたワインリストですし

料理はネオビストロといった感じです。

お店の名前はAu Cul de Poule。

昼間から試飲して割としっかり飲んでいたので

少し休憩的にグラスワインでも

ちろっと飲んで食事しようかと思ったのですが

実は昨日飲みたかったギョーム セロスのワインがある…

これは飲むしかない。

013752432877103c9491e713b2c0f2dc02e490ee05

Largillierの方でこちらはシャンパーニュでも南にある

Viller-sur-Arceで葡萄を育ててもらい

ギョーム セロスが醸造、熟成させたアイテムでブランド ノワールです。

昨日からずっとブランド ノワールばかり飲んでいる気が…

酸が重たいのでけっこう疲れてきます。

 

料理はホワイトアスパラガス、モリーユ茸のクリームソース

どっかで見たな。

01213795075a318643a47fb37e0c47e873c1a784ec

そしてまた

015007471a61f830e63a5e36f7f59420a6daa9f8da

生肉とシャンパーニュ最高です!!やはりシャロレ牛旨し。

昨日よりは控えめな量ですがトリュフが入ってます。

ここのタルタルはいろいろトッピング可能で面白いです。

なかなかいいお店です。また来なければ。

 

帰り道ランスの大聖堂に寄り道。

016cd1d9d869d6b88c6fd477514a0bf375189944a1

昼とは違ってライトアップしています。

緑を使うという色のセンスがさすがです。

帰って爆睡の夜でした。

3日目に続く。

 

ジャンボン ペルシエ

暑くなってくると

ジャンボン ペルシエが食べたくなります。

カーヴ デ ヴィーニュの五味シェフが

いつも夏に作っていたからだと思います。

五味シェフのジャンボン ペルシエは最後に生のにんにくを

そのまま投入してジュレで固めるのでパンチが半端無いですが

私は豚のすね肉を炊くジュースに、にんにくを入れているので

香りはそんなに強く無いです。

01833b53a7d6016e4a2fd459ceecc8d7bea84f6574

鰯のマリネと一緒に楽しんで下さい。

新鮮青魚は豚とけっこう合うんですよ。

去年は秋刀魚と豚すねのテリーヌを作りましたし。

是非食べてみて下さい。

お待ち致しております。

2019年フランス旅行記2日目-1

2日目の朝は早起きしてランスの街をランニング。

017c42b9d92d45955b3a2551633a036ac8af2e3ed8

ランスの大聖堂はいつ来ても素敵です。

 

バゲットでも買って帰ろうかと思っていたのに

ランスのパン屋は7時半ではオープンしていない。

ボーヌだったら7時には開いてるけどな~。

なのでドメーヌに移動の途中で朝食。

01cf3aa266adbacf83c84aa8ab5d9630a13e493b42

フランスはけっこうパニーニを売っている店が多いです。

レモンタルトの暴力的な甘さもフランスらしい。

 

午前の目的地はヴァレ ドラ マルヌのフォソワFossoyにある

ブノワ デユBenoît Déhu。

10分程早く着いたのでフォソワの街をぷらっとしてみるが。

なんも無い…唯一あった物がバゲットの自販機。

01230b0b0dc9e11f2f4063609c2074ce5ec853c7aa

買ってみた。

これが何気に旨い。

日本のバゲットだったらトップレベルかと。

フランス恐るべし。

 

そしてドメーヌ訪問です。

ブノワ氏は2月に来日しランパールにも来てくれたので

お会いするのは2回目。めちゃいい人です。

まずは葡萄畑を案内してくれました。

メインとなるLa Rue des Noyersの区画。

約2ヘクタールの畑はすべてムニエ。北向きのなだらかな斜面です。

北向きと聞けばあまり良くないイメージかと思いますが

温暖化が進む中では西日を直で受けない区画は

むしろ良いのかも知れません。

018929d20b474e985d9b367e83cfd5f60720f01feb

11時半でこの日差しです。

01ebac5ab7a104bf42d80a176965fa7a597b48406a

葉っぱの話をしてるのですが

ムニエの葉は白い繊維でコーティングされてます。

ヴィエイユ ヴィーニュになると薄くなってくるらしいですが

この繊維によって寒さから守られる為ムニエは寒さに強いそうです。

012227878aaf23beca59b770c3278c6c1eb88e510d

擦るとこんな感じで取れます。

ちなみにムニエは白い粉を纏っているように見えるので

小麦粉を纏わせて焼く料理ムニエルが名前の由来だそうです。目から鱗。

 

そして新しく手に入れた区画L’Ormeの区画も見せてもらいました。

019c5c6405039029e5d9908439ee6a1db97f06dfd8

この区画からイニシアシオンは造られます。

まだリリースされていませんがマグナムだけしか詰めない

この区画のムニエV.Vキュヴェを作る予定との事。飲みたいな~。

 

そしてカーヴを見学。

016467a6f052ad84e1d69379ee20c8dd136a935ad7

プレス機がいっぱい。

014de08054b4f06309bc9da0cdc91285c8cebed323

3ヘクタールとは思えない設備でビックリしましたが

実は他に10ヘクタール以上持っているらしく

Benoît Déhu名義はビオデナミで

Déhu P&F名義は昔からの造りで2ラインあるとの事です。

 

最後に瓶からフルラインナップ飲ませてもらいました。

ヴィンテージは2016年。

01139a5e6829990bad0b13a5cabdf86cf44b4197cd

01cd0148c42c1d5e6caa1886807352e62d2183de5d

抜栓は1か月位前らしいですが

全て活き活きしています。凄いエネルギーのあるワインです。

コトーシャンプノワのレベルも高く

今まで飲んできた中で断トツ旨いです。

これからクローン毎のキュヴェもリリースする予定だそうです。

01c55bfe34103c90db8d185e0e9241d8b3e0b8169b

いろいろ楽しみな造り手です。

01d29e30129ae583e4e8bd1ef504f3995492a68075

ブノワさんありがとうございました。

大変勉強になりました。

2日目の前半終了。

盛り沢山なので2日目は2回に分けて書きます。