ワイン業界でのインデントとは委託買付と言うんでしょうか?
要は、海外の業者から輸入業者を通して買い付けるわけなんですが
注文してから入荷するまでの期間が、長い場合が多いので
注文した事を忘れているとえらい事になります。
新しい前菜が出そろいましたのでご紹介と
その料理に合わせるワインをお勧めします。
・サフラン香る ハマグリ冷たいのスープ
前回のメニューではクスクスと合わせてサラダにしましたが
今回は蛤の出汁をクリームで重くならないよう伸ばし、香味野菜と共に
冷たく召し上がって頂く貝の旨み豊かなサフラン風味のスープです。
所謂汁物なので合わせるワインは挙げませんが、冷たい白ですよね~
・馬肉もも肉のタルタルステーキ ランパール風
桜の風味が効いた馬肉カルパッチョが大ヒットで
のスペシャリテとなりそうですが、生肉はやっぱりタルタル!
タルタルなら何でも良いんでしょと、よく言われますが
否定はしません。いや、出来ません。大好きです。むしろ愛してます。
生肉は肉と言えど白ワインで行きたいです。
マスタードの効いたタルタルは若いブルゴーニュシャルドネ。
さらっと冷えたコルディエの11ピュイィ フュイッセなど。
でも若ピノも悪くないですよ。
・ホロホロ鳥とエストラゴンのテリーヌ
非常に人気です。冷たいテリーヌやサラミ、生ハムなどの
シャルキュトリーは温度を気にしないで食べる事が出来るので
ワインをだらだら楽しむ時に良いですよね。
フランス ブルターニュ産のしっとりとしたホロホロ鳥とエストラゴンの
香り豊かに仕上がったこのテリーヌは赤、白なんでもいけます。
今の季節はヴィオニエが美味いので11年のジョルジュ ヴェルネイのVDPなど。
・イタリア産そば粉のガレット 時鮭のスモークとクリームチーズ
むちむちに仕上げたそば粉のクレープです。
たっぷりクリームとチーズ、真ん中が赤いくらいに
火入れした時鮭のスモークと合わせてご用意致します。
ワインは魚系だから白と思いますが
白だと逆に時鮭の魚臭さが際立ってしまいます。
意外にしっかりとした味わいなので
赤ワインで行くのが宜しいのではないかと思います。
12ロッシュリールのフィトゥー プリヴィレージュは
柔らかい樽の薫が印象的なグルナッシュで合わせやすいと思います。
・松阪ポークばら肉の煮込み 根セロリのピュレとグリビッシュソース
厚めのばら肉をドカンと一枚グルグル巻きにして布で包み
6時間ほどブイヨンで煮込んで余計な脂を落としてプルプルになった肉を
表面だけカリッと焼き、じゃが芋のような根セロリのピュレと
酸味のあるグリビッシュソースでご用意。
いやいや美味いでしょ絶対。ダブルでお願いします!
これは酸のある若くて濃い目のピノですね。11年のブルゴーニュです。
ブリチェックのジュヴレイ ヴィラージュでいきましょう。
・エスカルゴとキノコのブルゴーニュ風 クリーム煮込み
エスカルゴのブルゴーニュ風といえばパセリのバターと共に殻に詰めて
オーブンで焼いた物がポピュラーですが、こんなスタイルも有ります。
ボーヌ近郊のルヴルノワに行った時食べたスタイルをシェフに
再現してもらいました。
ワインは白でもいいですがフレッシュな物より若干熟成した物が欲しくなります。
ラモネの02シャサーニュ モンラッシェ 1er cru レ モルジョや
赤ならそれほど熟成してなくてもいいと思いますが
ぴちぴちの若さより落ち着いてはいて欲しいです
ジョルジュ ミュニュレの05ニュイ サン ジョルジュ ヴィーニュ ロンド
お薦めです。
・帆立貝とオマール海老の温かいテリーヌ オマールのレディクション
贅沢にすり身にした帆立とオマールのテリーヌをさっと焼き上げ
オマール海老のコンソメを煮詰めたソースに
オマール、帆立のポワレを添えてご用意致します。
ワインは白です絶対です。フレッシュでミネラル感がちゃんと感じられる
ミッシェル ニ―ヨン12シャサーニュ モンラッシェ ヴィラージュは
確実に合います。
ワインも沢山入荷してますから、是非いらっしゃって下さい。
シャンパーニュ2日目今日はこの旅の最終日です。
寝てるなんて勿体無いので、早起きしてランスの町をジョギング。
私、葡萄畑だけでは無くフランス観光もちゃんとしております。
これまで数多くあるフランス中のユネスコ世界遺産もかなり回ってますが
今回始めて来るのがランスのノートルダム大聖堂。楽しみにしてました。
歴代フランス国王の戴冠式が行われたところです。
でも修繕中…あるある。よくある。いいんです裏から見ても綺麗ですから…
さてこの旅最後の生産者訪問はアンボネのマルゲです。
小さな生産者のイメージだったのですが
入口を見た限りでは結構大きそうだし
ウェルカム的雰囲気満載です。って言うか書いてある。
本当に勝手な話ですが、こういう間口の生産者は正直良いイメージ無いんだよな~
ブノワ マルゲに挨拶しそのまま畑へ。
アンボネのル パルクという区画を見せて頂きました。
非常に綺麗に整った畑は既に芽かきも終えてます。収量は2生産者より多め。
ブルゴーニュでは、なだらかな斜面の畑を最良の場所とされていますが
ブノワ曰く、ここいらでは平らな場所にクレという独特の石灰岩土壌があり
斜面の区画よりも平らな土地が良しとされているそうです。
ちょうど私達が畑に着いた時、馬で耕作しているところだったのですが
その1頭の馬が非常に大きくビックリしました。
まるで葦毛の黒王です。ラオウの影が見えた。
地上階にあるセラーに移動して2013年を樽から試飲。
リューディ毎に試飲していきますが、他の生産者よりも
白ワインとして十分美味しく感じられる状態の物が多い。
そして地下2階のカーヴに降り見学。
30万本のストックがあり凄い迫力です。どの位の畑を持っていれば
こんなにワインをストックできるのか?でも聞くと持ち畑は10haのみで
2haはネゴシアンに売っているそうです。なので年間8ha。思ったより全然少ない。
サピエンス用に買っている葡萄はあるものの、こんなにストックできる場所と
資金と歴史があるこのレヴェルの造り手は本当に貴重です。
欲しくても買えないワインが多過ぎますから。
サロンに移動して瓶から試飲。
全体的に日本での印象通りムースが柔らかくしっとりした
シャンパーニュで、やはり良い物です。
朝早起きした為ちょっとだらけてくる私。
そこで出された1か月前に抜栓したというシャンパーニュ。
正直こうゆうの好きじゃないんですよね。
大体、思いっきり酸化してるのに「美味いでしょ!最高だよね」
まわりの人も「最高!なんで?」みたいな話になり
私バカらしくて帰りたくなるパターンがあまりにも多いので…
疑いながら口にしたそのワインに文字通り目が醒める。
酸化した様子など微塵も無く、水晶の様な透明感と
清流の様な活き活きとしたミネラル感にしっかりとした形で残る果実感。
嘘だと言ってくれた方がむしろシックリ来ます。ブノワ マルゲありがとう。
いい経験させて頂きました。10年のサピエンス恐るべし!!
楽しかった生産者行脚も終了。う~さみしい。
昼食は時間が無いのにランスのレストラン ル フォッシュ(Le Foch)に。
雰囲気、サーヴィス、料理すべてのレヴェルが高い。ワインリストは見てないわ。
今回の旅行で間違い無く最高のレストランなのに1時間しかない…
ちくしょ~!!俺は時間あるのに~!!
この旅最後の締めにセロスを2本と巨大リ・ド・ヴォーのロースト ポルトのソース
次回ランスに来たら必ず来ようと心に誓う。
食事を終え、ここでラシーヌさん主催のツアー終了そして解散。お疲れ様でした!
初めてお会いしたF丸さんに熱いハートを感じ、I井さんに豪快さと
気持ちの良い適当さを勉強させていただき、Hさんはいいとして
ラシーヌのG田さんT原さんに対する生産者からの絶大な信頼感を感じ
G田さんの息子さんRei君やA井君にこれからのワイン業界の光を感じ
M輪さんの悪意のあるFB投稿に怒りを覚え
ベッキーさんや多くのワイン関係者の方々に温かさを感じた
非常に充実したツアーでした。もしまたこの様な機会があったら
またお声掛けして頂けるよう日々精進し頑張ります。ありがとうございました。
ここからはおまけ
TGVでパリに向かう人、リヨンやボーヌに車で向かう人。個々に別れて行きます
私はシャンパーニュアルデンヌChampagne-Ardenneの駅からTGVで直接CDGに行く為
Rei君にエペルネーまで送ってもらいそこからお土産の買い物スタート。
全然調べて来なかったのでしょうがないのですが
歩いても歩いてもいい店なんて分かりません。やっぱり事前リサーチは大事です。
ここでは良さげなショコラティエでマールとフィーヌの入ったボンボンをゲット。
電車の関係で、もうちょっと見たかったけど諦めランス戻る。
フランスの田舎の在来線はどこも一緒ですが本数が異常に少ないです。
写真はエペルネのノートルダムと駅。
ランスに戻った私はランス1と評判のエピスリー
オー ボン マンジェ(Au Bon Manger)へ。
そんなに種類がある訳ではありませんが美味しそうなパテやソーセージ
リエット、生ハム、チーズ、ショコラ、シャンパーニュまであります。
ブノワ ライエの飲んだ事の無いキュヴェとアルバンヌ100%のシャンパーニュや
ブノワ マルゲのリューディ物 レ クレイエールなど中々な品揃え。
がっつり買ってTGVの駅で電車でも待つかと
トラムに乗って駅に行くと暗雲が…
いや…本当に暗雲でした…
詳しく書きたくないので書きませんが
何しろアクシデントがありましてCDG行きのTGVに乗れず(最終便)
どう仕様も無いのでタクシーで飛行場まで行く。
タクシーの運転手に間に合うか聞いたところ
「お前タクシーっていう映画知らねえか?俺はあれ位早え!」
みたいなノリで絶対間に合うと言いながら、途中から頭をポリポリする始末。
案の定離陸30分前で当然乗れず…踏んだり蹴ったり…最悪
新しいチケットを買うにも売り場は閉まってますし
改めてホテルを探す気力も無く
生まれてこの方こんなに打ちのめされたことは無いくらい沈む。
いい経験なんてきれい事を言うつもりはございません。
こんなに人恋しく、家に帰りたかった事は無いっす。助けて~。
結局、パリで楽しく食事をし楽しんでいたH兄のエールフランス便と一緒の便に。
搭乗口でH兄がこちらに歩いて来た時は本当に嬉しかった。
そんなこんなで最後に落とし穴はあったものの
非常に充実した旅だった事に変わりは無く
私のわがままを聞いてくれてお店を守ってくれていた
スタッフ、嫁さん、お客様に感謝です。ありがとうございました。
そしてフランスありがとう!またすぐ帰ってきます!それでは~アビアント~
今日も満腹で午後のヴィジット突入。
ランスの北にあるグー村のジェローム プレヴォーです。
前回彼が来日した時に、私が以前働いていた
カーヴ デ ヴィーニュに来店して頂いた事も有りお会いするのは2度目。
まずは今回も畑へ。トラクターに乗り木と木の間の土を起こしている最中でした。
全部で2ヘクタールしかない畑は、1畝200メートルも有り、丁度200m×100mの畑。
端からでは終わりが見えません。シャンパーニュではあるのかも知れませんが
ブルゴーニュではこんなに長い畝は見た事無いです。
シャンパーニュの歴史から畑に対する考え方、クローンの種類
レ ベギーヌの土壌構成等、色々お話し聞きましたが
正直通訳して頂いているにも関わらず、私キャパ越え思考停止。
畑にいる時間が今回伺った生産者の中で1番長かった。ガンガン日焼けです。
次はカーヴで13年を樽からと瓶から何本か試飲。
同じ年、同じ区画から作られたワインでも樽によって個性が全く違う。
樽付きの酵母があるらしい。樽を洗浄する時もSO2は全く使わないみたいです。
正直この手の造り手さんは不安定な要素が何処か感じられるのですが
プレヴォーのワインにはそれが全く無い。
醸造コンサルタントに1度も世話になったことが無く
当然、数値を分析所に解析してもらったことも無いと。
何なんでしょー。ただ、何の根拠も無く自然にしとけば出来るんだ的な
いい加減な事は無く、聞けば全て納得できる形で返してくれる
1ソムリエがどうこう言うレヴェルでは無いです。黙って聞く。
もっと真剣に、より丁寧にサーヴィスしなくてはと
心から感じさせてくれる造り手でした。
来た時も帰る時も同じ鉢植えの上で
眠そうに座っていたプレヴォーの猫。モーザック。
ゴロゴロしてきて人懐っこい。ムチャクチャかわいかった。
夜はプレヴォー夫妻と共にランスの三ツ星レストラン
ラシェット シャンプノワーズ(L’assiette Champenoise)へ。
私勉強不足で、今年から三ツ星になったらしいのですが知りませんでした。
勝手に名前の響きだけでビストロだと思い込んでいてすみません…
いやー知らないって罪ですね。でも時に最強。
ジェロームは畑やカーヴにいた時とは打って変わって
悪ガキの様なジョークをかまして来る陽気なオッチャンに変貌。
お酒の力では無くレストランに来て最初からです。
前回日本で会った時も陽気な人だったので、本当はこんな人なんだろうと思い
益々好感を持ちました。で、奥様ナースで美人さん。いい夫婦です。
料理は流石に美味いです!今っぽい技術も取り入れながら
クラシックな要素も有り。今回は9人という大所帯だったので次回は少人数で。
ワインはジェロームが持って来てくれた
09&10のマグナムボトルと03デュヴァル ルロワのオーテンティス若干ブショネ~
マグナムは20本ずつしか瓶詰して無いので貴重な経験でした。
ホントに感謝感謝でありがとうございます。
名残惜しいですがブルゴーニュを後にする一行は、いざシャンパーニュへ。
早速、高速道路のパーキングで事件発生!グラスが無くやむを得ず
残ったので頂いてきたワインをプラカップで飲んでいたのをFBにアップしたところ
まさかの大バッシング!大至急削除。いやー世知辛い世の中です。悪意はないっす。
さて、午前はオーブ圏にあるヴ―エット&ソルベのベルトラン ゴトローへ。
高速を走ればゆっくり走って2時間で着いてしまう距離です。
1時間も早く着いてしまった一行はゴトローさんの畑を見ながら時間潰し。
わかってはいるのですが、やはりブルゴーニュと比べると剪定が長めです。
そうこうしているうちにゴトローさん到着。
もう1件約束があった様で、オランダの料理人と一緒に畑を案内して頂く事に。
オーヴはシャンパーニュでも南。昔は葡萄畑よりも麦の栽培が盛んだった土地で
シャンパーニュ生産地としての歴史は浅くまだ100年ほどのようです。
おもむろにショベルで畑を堀り、2つの土塊を手に取り香りを嗅げと促す。
たしかに片方は固く匂いは臭くない、片方は非常に柔らかく
ミミズ系の線虫がいっぱいで匂いは、たい肥の様で若干臭い。
最初の土は従妹の畑で、もう片方はビオディナミ農法の自分の畑。
ミミズの様な生物が沢山生息出来る畑を作る事によって
土壌が呼吸し、より良く活性化していくのでしょう。
そして、その土壌で葡萄が育ち、その果汁から良いワインが出来る。
非常に分かり易い形で栽培方法の違いによる土壌の変化を感じさせて頂きました。
畑を後にしセラーの方へ。
プレパラシオンの水を攪拌する装置や木製のプレソワールなどを見ながら
今度は葡萄の根がはるシステムを解説。
要は、化学肥料を使うと根は栄養が表土から十分に得られる為
横に広がってしまい、せっかくの何層にも構成された土壌の養分を吸収出来ず
薄っぺらで複雑性の無いワインになってしまうという事。
それを、2本の死んでしまい掘り起こした葡萄の木でレクチャー。
明らかに1本は地表に沿って根が伸び、1本は土壌深くに根を下ろしています。
でも、この横に広がってる根は従妹の……はいビンゴです!色んな意味で酷い。
プレスしたジュースをタンクに落としデブルバージュ(大きな澱引き?)して
そのまま樽に落とす工程を、ポンプを使う事による無駄な力を加えず
高低差を付けた配置にし重力の力で樽まで移動させる造り。
面白い!良く出来てるな~と思いました。(下の写真)分かり辛くてすみません…
私は正直、醸造学校を出た訳でも農大の醸造学科出身でもないので
その手のスペシャリストではございませんが
デゴルジュマンの際に取り除く澱を取って置き
その澱に糖を与えて復活させた酵母を瓶内二次発酵に使うという話は
非常に興味深かったです。澱って酵母の死骸なんですよね?
でも確かに時間差でペティヤン化するワインありますし。
ゴトローさんが教科書を信じるなと言ってました。
教科書読んで無い私ですが、いい事言うわこの人。
最後に2002年の市場には出ていないミレジメを飲ませて頂き
嬉しかったな~。セロスのこっくり感を思い出しました。
さて、非常に充実したヴィジットを終えた私達は昼食をとる為に
ゴトロ氏お薦めの高速入口近くにある ル ヴァル モレ(Le Val Moret)で
またアンデュイエット食べちゃいました。しかも5A。
美味いな~今度うちのシェフに作ってもらおう。
4日目の日曜日はこの旅のメインイヴェント
ベッキー ヴァッサーマン女史のパーティーが
ボーヌから車で30分程のオータンにほど近い
シャトー ドゥ スリィで(Ch,de Sully)行われました。
ラシーヌさんが御呼ばれしている会にずうずうしく同行する私。
しかも、お客様にいい着物をお借りして。
まともに着た事も無いのでちゃんと着れるか心配でしたが
着物が良いので何とかかんとか…馬子にも衣裳とは正に!
ラシーヌのG田さんと ラ ニュイ ブランシュのHさんと
ジャン・ノエル・ガニャールのカロリーヌと ダヴィド モローと
ベッキーのパーティーは名だたるワインの造り手やジャーナリスト等が
一同に介しておりました。
そもそも何の会かもよく分からずに出席した私は確実に場違いなところでしたが
初めてお会いする私等にも快く接して下さるベッキー女史の懐の深さに感謝。
写真はヴィニュロンだけで撮った写真です。
ベッキー女史がブルゴーニュのワイン業界にもたらした功績は
計り知れない物で、もし彼女がいなければ今日のようなドメーヌ(自家元詰め)が
盛んになる事も無かったのでしょう。
ベッキー女史の穏やかな人柄はすべてを包み込むような印象で
名だたる造り手の彼女に対する尊敬と感謝の気持ちを感じる会でした。
とは言え、多くはブルギニョンなんで穏やかなだけで
終わるような人達ではございません。
着席して各テーブルにとりあえずドンドンと置かれるワインが
02ムルソー クロ ドゥ ラ バール当然コント ラフォンです。
ドミニク ラフォンは昔ベッキーの事務所で働いていたそうなので
この様な形でワインが提供されたのでしょうがビックリです。
そもそもパーティーのシステムも分からずにいる私等一行は
とりあえずワインと前菜を楽しむ事に。
400人を超える人が集まる中一皿ずつサーヴする事は難しいので
大きなお皿が各テーブルに置かれそれを個々に分けるといった形です。
こういう大きな会では料理があまり期待出来ない事が多い中
思った以上にレベルの高い料理でビックリ。流石っす。
そうこうしているとだんだん人が立って動き出しました。
他のテーブルに仲間もいるでしょうから
自分のワインを振る舞いに行っているようです。
そういうシステムなら私達も何か持って来ればよかったね~と
話していると、隣の席に座っていたニュイ サン ジョルジュの
アンリ グージュさんがマグナムの自分のワインを皆におすそ分け。ありがたや~
それを境にどんどん入れ替わり立ち代わりいろんな造り手さんが
テーブルに回って来てくれて、もうわんこそば状態に
ジャン ノエル ガニャールのカロリーヌ、シルヴァン パタイユ
アラン ブリュゲ、ダヴィド モロー、エチエンヌ ドゥ モンティーユ
マダム ミュニュレ、ダヴィド クロワ
エリック ルソー、NYのワイン屋プルミエクリュの社長さん等々大変です。
結構べろべろになって来たところで、何やら外が賑やかに。
出て見ると自家用ヘリらしき物がシャトーに降り立つところです。
そのヘリから降り立つその人はエチエンヌ グリヴォー!どーでもいい~
シナリオにあったのか自由行動なのかは謎ですが結構盛り上がりました。
ヘリが到着した頃から外で飲みだした私達は
誰が近くにいるかも気にならなくなり名前も聞かずに
どんどん良いワインを飲ませてもらう。カオスっす。
気が付いたら18時のパーティー終了の時間。
もうこんな会に出席する事は無いだろうな~。
ヴァッサーマン御夫妻、何人もの造り手さん
ラシーヌさんありがとうございました。
マルサネからサントネー
コートドールの端から端と言っても良い距離を移動。
もっとうまい事段取り出来なかったのか?いや別に問題ないんですけど…
シャサーニュ モンラッシェで働いていたクセに
隣村のサントネーの事をほとんど知らない私。
私が働いていたジャン ノエル ガニャールもシャサーニュ モンラッシェに
接しているクロタヴァンヌの区画を持っていたのでそこには行きましたが
サントネー村の情報といえばカジノがある事くらいかな~。
(スーパーでは無くギャンブルの)
そんな田舎のカジノに行って来た人を一人も知りませんけど…
さて、そのくらいコートドールの中でも地味な村
サントネーのダヴィッド モローへ行ってきました。
こちらもまず畑見学に。
クロ ルソーやクロ デ ムーシュ(ボーヌではありません)
穏やかで壮大な印象のシャサーニュとは打って変わって
うねっていて異常に風の強い土地は正直印象悪いです。
実際風で枝が折れるくらい。シャサーニュでは無かったけどな~
ただ風がこれだけ強ければ湿気によるカビの繁殖は断然少ないと思われます。
写真を見ておわかり頂けるかと思いますが
まだ若いです。30歳。非常に好青年で好印象です。
25歳から(2009年ヴィンテージ)自分でワインを造る。
私は日本で2010年からしか飲んだ事が無かったですが
なんでしょーどこか硬質な印象が先に出てしまい安らげないイメージ。
今回は2012,13年を瓶、樽から試飲させて頂きました。
明らかに進化しているダヴィドの赤ワインは
若干お土地柄のタンニンの強さは感じるものの、それを抑えるだけの果実味に富み
これからが楽しみで、白はより完成度が高く特にボールペールの2012年は
そこらのシャサーニュヴィラージュでは歯が立たないのでは無いかと思われます。
試飲が終わりボーヌまで帰る途中
アポ無しでジャン ノエルに立ち寄りささっと
お土産だけ渡して帰る予定がワインを頂く。
しかも私が関わった(邪魔してただけ)2004年のレ カイユレを。
チューブわさびと海老豆でこんなワインを~ごめん…カロリーヌありがとう!
夕食の前に時間があったのでボーヌの畑をジョギング。
パルク ドゥ ラ ブーゼーズ(Parc de la Bouzaize)で和む。
いい公園です。
夕食はオステルリー ドゥ ルヴルノワ(Hostellerie de Levernois)へ。
初めて来ましたが周りはゴルフ場などがあり、なんだか高級感が半端無い…
ガストロとビストロに分かれている店。ビストロに通され私的にはホッとする。
走って自爆。疲れてしまいガストロ気分は全く無いです。
前菜、メイン、デザートと頂き私は軽めにスモークサーモンの中に
パセリ風味のクリームを巻き込んだ冷菜を。
この時F丸さんが食べていたエスカルゴのブルゴーニュ風クリーム煮込み
みたいな料理がすごく美味しかったので写真は無いですが
6月エスカルゴの季節に当店ランパールで吉澤シェフに再現してもらいます。
メインの鶏料理はノーコメント&ノーフォト…難解でした
ワインは02デュヴァル ルロワ
09 ラヴノーのシャブリ ヴァルミュール
04 ルロワ ヴォーヌ ロマネ
うーん難解です。
3日目の朝 土曜日はボーヌの朝市から始まります。
ボーヌは週2回朝市が開かれますが水曜はこじんまりした市で
土曜はかなり盛大に開かれます。パン屋は4件、肉屋は鶏、豚、牛、羊は当然の事
馬肉なども有ります。ソーセージやサラミ等はジュラから売りに来ますし
カルノ広場には蚤の市が開かれ、根気よく探せば掘り出し物もあるでしょう。
乾燥食材や、チーズ、スパイス、花、見た事も無い野菜や瑞々しい果物等
もう少しすると生の巨大エスカルゴが籠に入って売り出されます。
欲しい物だらけでワクワクですが買えない悲しさ…1か月くらい住みたい。
写真は朝早過ぎでまだ開ききっておりません。
名残惜しい朝市を後にして
コートドールの最北端マルサネ ラ コートへ。
2012年からディジョンにもトラム(路面電車)が開通しマルサネまで来れるようになりました。
電車も昔はディジョン―ニュイ サン ジョルジュ―ボーヌ―シャニーしか
ほとんど止まりませんでしたが最近は
ジュヴレイやヴージョ、ラドワ、ムルソーなども
止まる各駅停車も増えて葡萄畑観光も前よりはし易くなったのか?
それでもやっぱりレンタカーがベストかと思いますけど。
さて、話が反れましたが作り手さんはシルヴァン パタイユ。
昔は正直全く良い印象が無かったのですがラシーヌさんが輸入したワインを飲み
こんなに良い物だったのかとビックリした事を覚えています。
まずは畑へ。レ ロンジュロワの畑では(彼の畑では無い区画でしたが)
ちょうどINAOが地質調査に来ていたようでショベルカーで抉ったようです。
自分の目で畑の地層を見る貴重な体験が出来ました。
偶然ソーミュールの生産者ギベルトーと出くわす。こんな事もフランスならでは。
セラーに移動して2012&2013を瓶や樽から試飲。
やはりここのフルール ドゥ ピノ(ロゼ)は凄い。
マルサネ ロゼという名前はイメージが悪く
他のロゼと一緒にして欲しく無いのでこの名前でのリリースとの事。
まー1度でも飲んでいれば納得出来るのでは?
11フルール ドゥ ピノ売り切っちゃいましたが少し取っておけば良かった…
お昼はラドワのオーベルジュ ドゥ ラ ミオット(Auberge de la Miotte)へ。
フランスらしい茹で過ぎの大盛りグリーンアスパラガス、ポーチドエッグ添え。
茹で過ぎでも美味しいのは何故?やはり豊かな土壌の力か。
でもうちのシェフが本気で火入れしたらもっと美味しいはず!
こういう料理もありなのかな~?
メインに内臓のソーセージ アンデュイエット。やはりフランスに来たら
一度は食べなければいけません。内臓の薫…いや、あえて臭いがたまらないです。
マスタードたっぷり使ったソース。シャロレのステーキも美味そうでした。
皆個々に違うメインを頼んでいるのですが付け合わせは皆一緒。フランスだ~
ぷくっと膨らむまで2度揚げした薄切りじゃが芋ポンム スフレ。
実際店で食べた事無かった古典的付け合わせ。ソースに絡むこれぞビストロ料理!
ワインはまさかの90年ムルソー ペリエール コシュ デュリ!!
丁度いい色合いに熟成したシャルドネの最高峰。お昼から飲んでいいのか?
分厚いワインリストから選んだ訳では無く20種類くらいしか書いていない
看板のリストにこんなワインが書かれているわけですから
おそるべしオーベルジュ ドゥ ラ ミオット!
マ キュイジーヌで満腹になった一行は
30分ほど遅れてメゾン カミーユ ジルーに到着。
かなり古くから有るネゴシアンで持ち畑は少しだけボーヌのレクラ等。
2013年の収量が低いので1段しか積んではいませんが
小さな生産者しか知らない私にしては広いセラーです。
古いワインは78年から12年までのワインをすべて瓶から試飲。
全体の割合としては少ないんですが私個人は白が好きです。
昔の固いイメージとは全然違い
醸造を任されているダヴィッド クロワのスタイル。
すべての赤ワインは比較的早くから楽しめるであろうクリアなワインに。
白は熟成させて面白いのではないかと勝手に解釈。
5月のこんなに畑が忙しい時期にお相手して頂き
挙句の果てに遅刻までしているにも関わらず
快くダヴィッドが畑から醸造・熟成まで管理している
ドメーヌ デ クロワに移動。感謝感謝。えー奴やで~。
こんな事を言ってしまったら問題があるかと思いますが
カミーユ ジルーの良さとドメーヌ デ クロワの良さが全く違います。
受け身のジルーと攻めのクロワと言った感じで果実から感じるエネルギーや
リッチさがクロワの方が圧倒的。ソン ヴィーニュとブレッサンドが楽しみです。
さて、試飲後ちょっとホテルで休憩した後
ル コントワ デ トントン(Le Comptoir des Tontons)にて夕食。
私がボーヌにいた10年前当時は今よりもっとお金が無かったので
あまり外食が出来ませんでしたから、こんなに有名店なのにまさかの初来店。
まず看板に書いてあるグラスワインのリストが凄い!
ヴエット&ソルベからアリス&オリヴィエ ドゥ ムールなど
ボーヌとは思えないセンスの良いメニュー。なんで来てなかったのか…後悔…
料理はスパイスの効いた物が多いのか、好き嫌い別れそうですが面白いです。
マリネした苺のデザートを敢えてマセラシオンというセンス!好きです。
次回ボーヌに来た時はゆっくり来る事決定。知らなかった恥ずかしさと悔しさ!
ワインはたぶん11年のプレヴォー ファクシミル ロゼ
(09だったか?記憶なし)
11年アリス&オリヴィエのロゼット
09年のルフレーヴ ピュリニー ヴィラージュ
昼間マダムに頂いたマグナムのNSG ヴィーニュロンドをお願いして持ち込み
最後は08ヴォーヌ ロマネ レ オート メジエール ロックのマグナムで締め。
ロック惜しかったな~ランパールだったらもっと美味しく出来たな。
さて2日目
8時起床。興奮してあまり寝られず。
9時に集合ですが早く着いたHさんI井さんと合流。とりあえずカフェる。
大好きなボーヌのパン屋オートワゼピでバゲット購入し齧りながら街をブラブラ。
そんなこんなで時間は過ぎやっと皆揃いました。
さっそく最初の生産者訪問。ヴォーヌ ロマネのミュニュレ ジブールへ。
マダム マリー クリスティーヌさんにお家前の村名畑からご案内して頂き
今の畑の生育状況を教えて頂く。例年よりも今のところ暖かい今年は
木の成長が早くこのままでは開花も早いでしょうから
早い収穫期が予想されるとの事。
畑は良く手入れが成されていて綺麗です。
地下の蔵へ移動して2012年の試飲開始。
瓶詰したばかりの物もあれば、まだアサムブラージュしてステンレスタンクで
休めている瓶詰前の物もあり。アサムブラージュ時にSO2を添加。
その後1か月休めて瓶詰時にはSO2添加はせず。
一通り飲ませて頂きましたがやはりリュショットの透明感はずば抜けています。
若木の区画は格落ちさせGevrey Villageや1er cruでリリースしてましたが
2012年から若木の区画もすべてリュショットシャンベルタンとしてリリース。
という事は2011年の1er cruはお買い得なのでは!?
さて、お昼はボーヌまで戻り
ボーヌ1人気でボーヌ1休みが多いビストロ マ キュイジーヌ(Ma Cuisine)へ。
時間が無いのにアラカルトで前菜・メイン*9名…日本じゃ無理っす…
それが出来ちゃうんですよねフランスは。シンプルな事も勿論ありますが
キッチリ美味いです。やはり忙しい事が前提なので用意の仕方が違うのでしょう。
見習わなければいけませんね。
私は朝のバゲットがこたえて前菜はグリーンサラダのみ。
でもこれが美味いんです!
メインでシャロレ牛のタルタルステーキ。
G田さんに塩が強いからね~と止められたのに
強行注文で、案の定塩ききまくりで撃沈。
肉は美味いんです…マスタードが多いのか?
でもいいんです酒進むんで。
ワインは11年ドゥ ヴィレーヌのブーズロン
10年アルローのブルゴーニュ ルージュ ロンスヴィー
09年コント ラフォンのヴォルネー