月別アーカイブ: 2019年6月

2019年フランス旅行記6日目

朝起きて向かうはボーヌの朝市。

水曜も開きますが土曜日は規模が違います。

賑やかなマルシェは楽しいです。

ここでも色々仕入れ仕入れ。

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ホワイトアスパラガスがわんさかありました。

もう1か月前の事ですから…ブログ記事の鮮度最悪です。

そして昔住んでた家をチラ見

トロワの家みたいだと初めて気づく。

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Aux 3episでまたバゲット購入。どこで食べるのか。

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名残惜しいですがボーヌを後にし、パリへ車を走らせます。

 

途中シャブリに寄り道して

アンデュイエットの神様的なお店

マルク コランに寄るもお店が無い…ショック過ぎる…

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でもよく見てみると張り紙があって

近くに工房があるのでそちらで買えるよと。

もちろんそちらへ向かいます。

5分くらい走ると工場的な店が。

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ここか?

ここでした。

しっかりしたアンデュイエットでめちゃ旨です。

ランパールのアンデュイエットは

こちらマルク コランの作り方を基本にしています。

だいぶ違いますけどね。

 

車を走らせているとシャロレ牛だらけです。

これだけ広大な土地でのんびり暮らしていたら

美味しくもなるわ。

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車から降りて写真を撮ろうとすると

だいたいの子達がこっち向きます。かわいい。

おいしく頂きました。ありがとうございます。

 

そしてパリへ。

だんだん車の数も増えてきます。

ちょっと緊張。やはり田舎道と違います。

とは言え高速道路なので全然怖く無いですけど。

ですが今回困ったのがガソリンスタンド事情。

昔はそんな事無かったのですが(田舎はいつも通りです)

今回パリに入るとガソリンスタンドが前払い!!。

分かりやすく言うと何リットル欲しいか言って買った分だけ

ホースからその量のガソリンが出て来る方式。

何リットル入るかなんて知らんがな!

しかもレンタカーは満タン返しだし。

でもこういう時、何となくわかってしまう私です。

30リットル買って29リットルで満タン!悪くない計算。

 

無事車を返して

ガール ド リヨン近くのお気に入りB&Bにチェックイン。

荷物を置いて食事に向かいます。

ル ルペール デュ カルトゥーシュLe Repaire de Cartouche。

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またダーイーさんお薦めのお店です。

ここも前から聞いていて来たかったのですが

定休日の関係で今まで来れなかったお店。凄く楽しみにして行きました。

割と広いお店なんですがサービスは1人。

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テキパキと仕事を進めていく彼は、ほんとパリっぽいサーヴィス人です。

アミューズ的に出て来るがっつりリエット。

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全体的に量が多いと聞いていたので1口だけしか食べなかったですが

食べないと見ると直ぐに引かれますので

食べたい人は頑張って大至急食べて下さい。

 

前菜はテット ド シャンピニョン。

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ジャンボマッシュルーム、エスカルゴと赤ワインソース、コッパのお皿。

少しアレンジしてランパールのメニューになってます。

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旨いですよ~。

ホワイトアスパラガスはめちゃシンプルにヴィネグレット系。

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葱乗せ過ぎ。

そしてメインはピレネー産乳飲み仔羊もも肉のロースト。

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2つに分けてこの量です。

そして付け合わせの豆とニンニク。

ニンニクは皮ごと入っていますが

皮をとりつぶしてソース代わりに頂くスタイル。

いちいち旨いですし東京には無い形です。

また食べたくなる、また来たくなる旨い物屋。

好きだわこの感じ。魅力あるお店です。

 

ワインはダール&リボの

2011年エルミタージュ ルージュ。

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サービスの粗さは酷いもんですが状況を考えれば

それも納得なのか?でもご愛嬌ですんでしまう空気があります。

ランパールでは出来ないスタイル。やりたくもないですけど。

ちなみにワインのコンディションは抜群でした。

 

珍しくデザートも

リ オ レ。

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お米を牛乳で甘く炊いた冷たいデザート。

これもまた旨し!

自信が無ければ出せないお皿ばかりです。

大満足。

帰りにシェフと話していて

月曜のランチも来る事にしました。

そんな6日目の夜。

 

帰り道で見つけたマクドナルドの看板がシュール。

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2019年フランス旅行記5日目

5日目昼間からノープラン。

朝、大好きなパン屋Aux 3Episに行きバゲット購入。

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そしてスーパーマーケットで惣菜を買い

前日キャロリーヌにお薦めしてもらった場所に軽く朝ピクニック。

サントネー村から丘を登って行くとある

ラ モンターニュ デ トロワ クロワLa Mantagne des Trois Croix。

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所詮丘なのでそんなに高い場所では無いですが

コート ド ボーヌの中ではきっと一番景色のいい場所です。

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丘の上にはトロワ クロワの名前通り3本の十字架が建っています。

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こんな気持ちのいい場所が近くにあったなんて知らなかった。

そして朝ごはん。

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根セロリと人参のサラダ。

ミュゾー ド ポー(豚耳やハムなどのサラダ)。

先程買ったオー トワゼピの激旨バゲット。

そして実はジュラのシャトーシャロンで買っておいた

綺麗なお姉さんお薦めのカンコワヨットCancoillotte。

これめっちゃ旨いです!!

どろっどろのモンドールみたいなチーズ。でも重たく無いです。

旨過ぎてバゲット足りない…

日本でも売っているのでしょうか?あったら欲しい。

 

お腹いっぱい朝ごはんを食べて次に向かうのは

シャトーヌフChateauneuf。

シャトーヌフと言えば南ローヌにあるオランジュ近くの

シャトーヌフ デユ パープが有名ですが

ブルゴーニュにもあるんです。

この村もフランスの最も美しい村の1つに選ばれています。

丘の上に城があり下から見ると天空の城ラピュタのようです。

でも写真無し…残念。

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なんだか重い雰囲気。

ここは中に入るより下から町を眺めるだけでいい気がする。

 

そしてお次はソミュール アン オーソワSemur-en-Auxoisに寄って

ちょっとお茶でもといいつつ

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エスカルゴのサラダ。どうでも良い感じだった…

やはりなんの情報も無く入る店は駄目な可能性が高い。

まあトイレ借りに入った感じですかね。

そう言えばこの町、面白いメニューのお店がありました。

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エポワスが近いのでベルト―社のエポワスだらけメニュー。

攻め過ぎだと思いますけど。ここにしても良かったかな。

 

で、もちろんお次は近いのでチーズで有名な村エポワスEpoisseに。

行くところはここしか無いです。

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昔はもっとしっかりしたお店だったような気がする…

記憶違いか?

 

で最後はユネスコ世界遺産の街ヴェズレーVezelay。

昔は3星レストランのエスペランスがありましたが今は無し…

折角の世界遺産であるサント マドレーヌ大聖堂も改修工事中で残念。

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裏道が雰囲気あって素敵です。

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裏から見る大聖堂。

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この町もシャトーヌフと一緒で

遠くから眺めた方が絶対綺麗です。

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今回の旅はいろいろ大聖堂を見ていますが

Vezelayが一番おとなしいタイプな気がします。

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雨が本降りになってきましたし

夜の約束もあるので急いでボーヌへ戻ります。

 

ボーヌの夜2日目は

住んでいた頃よく一緒に飲んだ仲間と

帰ってくると必ず行く店マ キュイジーヌへ。

料理はまあまあなんですけどワインリストは中々いいです。

でも昔と比べたらやはり高くなったわ~。

コシュ デュリ飲みに来たのに飲めない。

というか飲むに値しない値段の高さ。

なのでこんな2本。

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ヴァンサン ダンセールの2009年シュヴァリエ モンラッシェ!!

そしてムニエのレ フエも良い感じでした。

食事は前菜にまた生肉。

シャロレ牛のカルパッチョ。

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そしてメインはコート ド ヴォーです。

食べ応えあります。

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そして飲み足りない私等は場所を変えて

ワインバーへ。

ル ブー デュ モンド Le Bout du Monde世界の果てという名のワインバー。

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こんな感じっす。ボーヌのいけてる飲み屋的な。

そこで

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最高でした!

ボーヌでローヌはいつものパターン。

そんなボーヌの夜でした。

祝!多田シェフ復帰&16.17日は連休

やっとシェフが長い療養から帰還。

来週の18日(火)から戻ってきます。

ただ、身体の状態はまだ全快とはいかないので

段階的に復帰してもらおうと思っています。

まあ、とりあえずコックコート着て

調理場に立ってからもらってから考えますけど。

でも良かったです。

 

まだ少し私の料理でいきますが

少しずつ多田シェフのメニューに変わっていきますので

楽しみにしていて下さい。

来月頭くらいにはメニュー全部変わって

私もサーヴィスに完全復帰したいものです。

 

明日16日(日)明後日17日(月)は連休を頂きますので

どうぞ宜しくお願い致します。

 

昨日は忙しかったけど今日はまた予約無し。

何なのほんと。

明日休みですし、いつも以上に元気いっぱいで

お待ち申し上げております

 

明日はマティエールでお腹いっぱい食べます。

 

2019年フランス旅行記4日目ー2

ジュラ地方いいところでした。

ボーヌに住んでいた頃、何回かバイクで行った事はありましたが

今回の様にしっかり調べて行ったわけでも無く

何んとなくツーリングしてただけなので

全く違う印象が出来ました。

また行かなくては。

 

さてお腹いっぱいになった後は

車を1時間ほど西へ走らせブルゴーニュへ。

ボーヌの街に近づいて行くと

毎回ですが何とも言えない感覚が芽生えます。

フランスの中のホームと言えばやはりここなんだと。

マドレーヌ広場横にあるお安いホテルにチェックインして

いざ古巣のジャン ノエル ガニャールへ。

 

N74をシャサーニュに向かって走っていると本当に気持ちいい。

昔、朝早くバイクで寒い中通勤していた時を思い出します。

それも15年前ですからね。いやー齢取りましたわ。

時季が時季なので葡萄畑には人がいっぱい出ています。

ちょうど私が行く1週間前くらいに遅霜の被害がところどころ

あったようですし葡萄の芽はどんどん育っていくので

芽かき作業でてんてこまいなんでしょう。

 

懐かしのシャサーニュモンラッシェに着いて

キャロリーヌを呼んでも出て来ない…まさか忘れてる?

ほどなくして車で現れました。よかったわ。珍しく畑に出ていたようです。

基本、畑は人に任せていますが当主自ら畑に行く。

それだけ大変な時季という事です。

2年振りにですが変わらず元気なキャロリーヌ。

とりあえずカーヴに行って現状報告しながら試飲。

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日本で起こった

天皇陛下の即位やGWで10連休だった事など

こちらが言うまでも無くキャロリーヌの方から話題を振られる。

日本の事よく知ってるわ。

 

いつも通りガンガン開けてくれます。

基本2017年ヴィンテージで

瓶詰してから1か月も経っていないアイテムです。

BHCB,Chassagne les Masures,Chassagne Champ Derriere

1er cru les Chaumees,les Caillerets,la Maltoroie,les Vergers

les Morgeots,Petit Clos,les Champgains

G.C Batard Montrache等

2017年は久しぶりの豊作でたっぷりの果実味です。

 

バタールモンラッシェは植え替えを少しづつしているので

最近は生産本数がめちゃ少ないそうです。

それなのに1997年2015年2017年と

3本も開けてくれました。ほんとすみません。

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ほとんどワインの話してないですけど。

こんなに開けてくれた。あざーす。

数日前にシャサーニュの一部でも遅霜の被害があったようで

その被害状況を畑で見ながら話そうと最後畑へ行く事に。

でもその前に

ジャン ノエル爺さんにご挨拶。

 

爺さんは2年前から車椅子です。

もともと足が悪かったのですが歳もあります。95歳ですから。

15年前はカーヴでがんがん働いてましたけどね。

相変わらず私の下手なフランス語は聞こうとしない。

嫁さんの話は聞こうとするのに…なんだかな。

でも元気で良かった。長生きして下さいな。

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爺さんと別れて畑に向かいます。

 

霜の被害ですがシャサーニュモンラッシェ村の

狭い範囲でさえ局地的で

村の周りや標高の高いポジション

村を挟んで北側はほとんど被害が出ていないそうです。

まさにミクロクリマ。

つまりザックリ言うと、いい畑はあまり被害が無いという事です。

やはりグランクリュやプルミエクリュなど

格付けされているのは意味がある事なんです。

 

被害のあったプティ クロの畑を東側から登っていきます。

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下方の区画は霜の被害で一部の芽が一度死んでしまっている為

芽の生育に差が出てしまっています。

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同じセップから出ている芽です。

手前の葉は小さいですが奥の葉は大きいのがわかると思います。

これは、手前の芽は一度霜で死んでしまい新に芽吹いたものです。

一方奥は霜にも負けずすくすく育っています。

こうなると生育に時差が出来てしまうので

当然開花がずれてしまい出来上がった葡萄の熟度が変わってしまいます。

一方は完全に熟れているのに一方はまだ熟れていない状況。

どのタイミングで収穫すればいいか判断が難しいです。

収穫するのはプロフェッショナルだけではないですから。

こうゆう理由で青っぽい感じがでたりするようです。

ちなみに同じプティ クロの畑でも上がっていくにつれ

霜の被害は無くなっていき物凄く育ちがいいです。

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遅霜が及ぼす葡萄への影響。

本当に勉強になりました。

こういう事は現地で話をしていないと出て来ない疑問なんです。

だからドメーヌ訪問って面白いんですよね。

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キャロリーヌ毎回ありがと。

また近々伺います~。

 

盛り上がってけっこう長い時間いたシャサーニュモンラッシェ。

食事の約束をボーヌの仲間としていたので急いで戻ります。

今回は、ボーヌに来ると大体会っている

ブシャールの西山夫妻と一緒に初めてのお店へ。

ル ビストロ デ ココットle Bistoro des Cocottes

ホテルの目と鼻の先といった場所で最高!

料理は郷土料理中心です。

私は西山さんお薦めのタルタルステーキ。

またかよ!

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本当に毎日生肉食べてます。フランス最高。

メインは仔牛腎臓のロースト マスタードソース。

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いやーなんともフランス。

こんなシンプルなお皿東京にありますかね?

こういうの食べたいんですけどね。

ワインは珍しく控えめで4人で2本。

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ジャン ノエルのところで飲み過ぎました…

でもやはりボーヌは落ち着くな。

いい1日でした。

西山さんお付き合い頂きありがとうございました。

長谷川農産のポルタベラ

静岡の富士市にあるマッシュルーム屋さん長谷川農産から

ポルタベラとこぶしサイズの大きなマッシュルーム入荷。

それをこんな感じでご用意します。

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30分程オーブンでじっくり焼き上げたポルタベラの中には

ブルゴーニュ産のエスカルゴとソース ヴァン ブランにフレッシュフェンネル。

そして、フェンネルの茎をピュレにし

ブルゴーニュ産のソーシソンセックをアクセントにしたお料理です。

たっぷり肉厚なマッシュルーム是非食べに来て下さい。

 

昨晩はめちゃ忙しかったですが

今晩は予約無し…何なの。

今日はゆっくり出来ますよ~たぶん。

楽しみにお待ち致しております。

 

いろいろ事務仕事終わらすかな。

 

2019年フランス旅行記4日目-1

4日目の朝は、しっかり寝て充電完了。

朝ごはんは抜きにして少しだけArboisアルボワの町を散策。

沢山ワインショップがありますがTissotの店がかなり目立ちます。

インポーターの仲間に教わったクレムリーに寄って

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36か月熟成のコンテと乾燥モリーユを購入。

こちらのお店はワインやチーズ、その他いろいろ

こだわりの食材が並んでいて、いいお店なんですが

店主?のおばはんが話しかけてもにこりともしない人だったので

早々に退却。コンテ激旨でしたけどね。

 

そしてアルボワを後にしポリニーPolignyへ。

ネット上で人気のフロマージュリーに向かいます。

ポリニーは小さいですがお洒落な街で

フロマージュリーやエピスリーが多くみられます。

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ここでも乾燥きのこ類、蜂蜜等購入。仕入れの旅ですから!!

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ここで見つけたエピキュレアEpicureaといフロマージュリーなんですが

ワインも沢山置いてありまして、中々センスのいい品揃え。

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基本ナチュラル系のラインナップなんですが

ブルゴーニュのワインなんて絶対現地で買うより

安くてびっくりしました。ほしい物が沢山ありましたが

これからまだ旅は長いので断念。でも未だ後悔。

 

次に向かうはボーム レ メッシュ―Baume-les-Messieursという村。

車で山を登っていき丘の上に出ると豊かな牧草地が広がっており

多分モンベリアード種だと思いますが、皆ゆったりと草を食んでます。

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さて、ボーム レ メッシュ―ですが

フランスの最も美しい村の1つに選ばれている村で

崖に囲まれており独特の雰囲気があります。

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風の谷みたいな場所です。わかる人には伝わるかと…

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何にもない小さな村ですが観光客がわんさか。

マイクロバスで乗り付けてきますが

アジア人は僕ら以外一人もいないので

なんだか珍しそう目でみられます。

民家もお洒落。

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凄く素敵な村なので興味がありましたら是非行ってみて下さい。

 

そしてお次は近くにある村シャトーシャロンCh’Chalon。

こちらの村もフランスで最も美しい村の1つに選ばれていますし

もう1つ。フランスの特徴ある小さな町に選ばれています。

そんなの多いですフランスって。

シャトーシャロンは黄色ワインの産地として有名です。

町は高台にあり周りは葡萄畑に全面囲まれています。

町から見る外の景色は独特で凄く綺麗です。

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葡萄畑は斜面がきついのでいろいろ大変そう。

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ここでも仕入れ。

フロマージュリー ヴァ―ニュVAGNEでコンテの24か月や

モルビエなど購入。

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ここのマダムが品が良くて相当美人さんでした。

なので全力買い。

あー写真撮らせてもらえば良かった…

こちらのチーズを使った料理をランパールで用意しています。

馬肉カルパッチョとコンテのサラダ

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モルトソーセージとモルビエのタルティフレット

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無くなり次第終了ですよ~。

 

お昼はこちらのシャトーシャロンでとりました。

ボーヌの仲間に教えてもらった

レ セーズ カルティエ les  Seize Quartiers。

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若いお姉さんとお兄さんがきりもりしています。

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料理は素朴な物ばかりですがお昼にちょうどいいです。

シャリュキュトリの盛り合わせ。

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そして神様のワインにありつけました。

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いやーコンディション抜群で染み入る様なワインです。

癖になる旨さで人気があるのも頷けます。

いや~よかった。

 

シャトーシャロンは本当にいい町です。

こちらの民家が今回の旅で見たベストオブ民家ですな。

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後半に続く。

 

2019年フランス旅行記3日目ー2

トロワを出発してアルボワへ。

大体2時間くらいのドライヴ。

夕方に試飲の予約をしていたので急いで車を走らせます。

アルボワ ピュピランArbois Pupillin村にある造り手。

フィリップ ボールナールPhilippe Bornard。

オレンジ色の狐で覚えている人は多いのでは?

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今回お相手してくれたのは

フィリップの息子トニー。

まだ若いですが実力派。

2016年のプールサールは最高に旨かった。

トニー曰くフィリップは完全に引退して

ボールナールのワインはトニーが栽培も醸造もしているそうです。

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2018年のワインは素晴らしくしっかりとしたボディーの

ワインになったようでトニーは非常に喜んでいました。

いろいろ試飲して話を聞いて思いましたが

トニーは果実味のしっかりとした濃い系が好みのようです。

私はどちらかというと軽やかでスムースなワインが好きなので

ちょっと好みは違うかもしれません。

いろいろ面白い試みをしていましたが

やはり今はアンフォラですかね。

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カーヴの横にあるスペースにアンフォラを埋めて

そこで熟成させるキュヴェがありました。これはサヴァニャン。

やはりジュラと言えばサヴァニャンです。

ヴァン ジョーヌも勿論仕込んでいます。

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透明な樽に後ろから光を当てているので

Florフロールという産膜酵母がしっかり出来ているのがよくわかります。

 

樽やINOXからの試飲だったので

現時点で還元しているキュヴェはありましたが

欠陥というような壊れたワインは1つも無く

さすがレベルの高いヴァンナチュールの生産者です。

トニーのワインはプールサールよりトゥルソーの方が軽やかで私好み。

最後にトニーと写真を。

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畑は見る事が出来ませんでしたが

いい試飲が出来ました。トニーありがとね。

 

夜はホテル レストラン レ コーダリーles Caudaliesに。

いわゆるオーベルジュですがこじんまりしています。

このお店は2015年にMOFを取ったソムリエ

フィリップ トゥルサールのお店。

フランスでは有名レストランや有名ソムリエがいると

いいワインが集まるのでそこを期待して行って来ました。

ジュラの神様的な扱いをここ最近受けている

ピエール オヴェルノワのちょっと古いワインでもあればと期待。

 

ゆとりのある広さのレストランフロアでちょうどいい高級感。

スタッフも多くジュラの小さな町のレストランとしてはいい雰囲気です。

料理はアラカルトもありコースは3種類。

私はアラカルトで蛤の前菜

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自分でもビックリするくらい記憶無い…やばいな。

そしてメインは

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ブレス鶏むね肉のロースト。モリーユのクリームソース。

素材はいいですが色々とっ散らかったお皿…センスねーな。

 

そして期待のワインリスト。

分厚いリストで中々面白いワインが揃っています。

地元ジュラのワインよりブルゴーニュが充実していて

DRCも若いですが沢山あります。そして安い。

でも期待していたオヴェルノワは2014年が170€。うーん。

DRC飲んじゃおうかと思いましたが我慢して

今回はルーミエのレ クラ2014年。

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他にも飲みたい物は沢山ありましたが値段で決めてしまった。

果実味たっぷりで若い時に飲む贅沢はフランスならでは。

 

そして最後はフロマージュ。

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さすがの種類と量。やはりジュラといえばチーズです。

オーベルニュの3星レジス マルコンにも劣らないレベル。

しっかり頂きました。やはりコンテとモルビエが激旨です。

 

料理がもっと良かったらまた来たいんですけどね~。

でも食事が終わったらそのまま部屋に戻れる良さは

オーベルジュならでは。

秒で爆睡しました。

ジュラ地方っぽいタルティフレット

今回はタルティフレットを仕込んでみました。

タルティフレットとは

フランスの東。サヴォワ地方の郷土料理で

じゃが芋とクリーム、ベーコンなどに

ルブロションという地元チーズを乗せて

オーブンで焼き上げたグラタン的な料理です。

ですが割といろんな地方でその土地のチーズをのせた

地方毎のタルティフレットがあります。

今回はジュラヴァージョン。

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茹であげたじゃが芋はベシャメルソースと合わせます。

そしてベーコンの代わりにジュラのモルトソーセージ。

そしてチーズはモルビエです。

先程試食で焼いてみましたが臭い半端無い…

でも素朴で旨いですよ。

やはり合わせるのはジュラのワイン。

2011年ロレのアルボワでジュラ気分を味わって下さい。

 

昨晩は激忙しかったですが今晩は静かかな。

18時より営業開始です。

楽しみにお待ち致しております。

2019年フランス旅行記3日目-1

名残惜しいですがランスを後にして

ジュラ地方のアルボワに向かいます。

車で大体3時間くらいでしょうか。

ドメーヌ訪問も夕方ですし、

そのままジュラに行くのも寂しいので

友人のダーイーさんが以前お薦めしてくれた

ワインショップ兼ビストロ?にでも行くかと

一路シャンパーニュの南オーブ県にあるトロワに寄り道。

 

昔は相当栄えていた街なのではないかと思いますが

今でも割と大きめの街で、人も沢山います。

オーブ県の県庁所在地なので当たり前か。

ラコステの本社なんかもあるようです。

 

目的のお店がオープンするまで少し時間があったので街を散策。

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独特の雰囲気があるトロワの街並み。

後で調べてみるとハーティンバー様式という建物のようで

木材の部分を壁の外に出しアクセントにするデザインなんですって。

アルザスもこんな感じだったような。

 

サンピエール・サンポール大聖堂

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ランスの大聖堂ほど大きくは無いですが

雰囲気が良くとても素敵な大聖堂です。

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トロワには毎日マルシェが立ちます。

屋根も付いていて最高。

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そのマルシェにある

フランス最高の職人(MOF)に選ばれたシェフのショコラティエ

Maison Caffetで少しチョコを購入。

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少し買うのに何個も試食させてくれました。いいのかな?

 

そして、いい時間になったので

目的のお店に向かいます。

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Aux Crieurs de vin

入って左はワインショップ。右奥はレストランです。

ここに来た理由は1つ。アンドュイエットです。

内臓のソーセージですが、ここのは絶品らしく

昔から来たかったお店。やっと来れた。

ワインはヴァン ナチュールが沢山並んでいます。

食事の後で2時間程運転しなければいけないので

ワインは我慢。辛過ぎる…

前菜はPaqueという牛のモモ肉をカルパッチョで。

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見た目では分からないでしょうが凄く旨い肉です。

そして

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きたーーー!

念願のアンドュイエット。

熱々をじゃが芋のピュレと合わせて頂きます。

今まで食べてきたアンドュイエットの中で断トツ1位っす。

これも写真じゃわかりませんね。

是非トロワまで足を運んで食べて下さい。

内臓好きなら行くべし。

 

帰り際ワインショップで少しワインを購入。

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もうすぐ日本にも入るかと思いますが

Alice&Olivier de Moorのプルミエ クリュと

これは飲んだ事の無いVouette&SorbeeのSobre2008年。

少し休ませてから飲みたいです。

あー次回はゆっくりワインと共に楽しみたいです。

トロワの街も観きれてないですし。

 

3日目その2へ続く。