日別アーカイブ: 2014年10月1日

もう10月ですよ。

気持ちの良い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日から10月。もう年末の事も考えなくてはいけない時期です。

でもその前に今年の紅葉はどこに行こうかな~。

そうそう紅葉といえばコートドール。

収穫も大半終え先週はポーレと呼ばれる収穫祭が

各ドメーヌで行われ盛り上がっていたようです。

収穫自体が祭りみたいなものですけどね。

雹の被害で大変なドメーヌもありますが、収穫前の天候が良く被害を逃れた葡萄は

健全で収量も悪くなかったようです。手放しでは喜べませんが良かったです。

さて、今年はヨーロッパからの野鳥が何故か例年より2週間ほど早く

市場に出始めたので、今季ジビエを既に食べ始めている方も少なくないのでは

ないかと思います。私も先週長い間お世話になった五十嵐シェフの

マノワールダスティンで雷鳥を早々に食べてきました。

ご存じかと思いますが雷鳥はジビエの中でもシーズン序盤にお目見えする

野鳥で12月くらいには目にしなくなります。

燻した様な香りと個体差によりますが苦みを伴った食材の為

ランパールではまだ使った事は無いですがマノワールで食べた雷鳥がそんなに強く

苦みを感じなかった事も有り来月から少し使ってみようかシェフと検討中。

今は山鳩をサルミソースでご用意しています。独特の香りがありますが

比較的食べやすいジビエなのでブルゴーニュのワインでも美味しく食べられます。

今月より少し変更したメニューがあるのでご紹介。

・トウモロコシのフラン フォワグラ添え

味来という甘い品種のとうもろこしを茶碗蒸しのように仕上げ

薄くスライスした生のフォワグラを乗せ、その上からポルト酒を合わせた

コンソメを流し入れ、余熱でフォワグラに軽く火を通した温かい前菜です。

ワインはちょっとシェリーっぽいニュアンスのある白や

濃すぎない赤ワインでいきたいですね。

・ズワイ蟹、茄子、かぼちゃ イカ墨を練り込んだ生地のラザニア仕立て

蟹はクリームと合わせ、茄子とかぼちゃ揚げびたしのようにしたもの

イカ墨を練り込んだ真黒なパスタを段々に重ね焼き上げたお料理です。

一番上の真黒な生地がくるので一見黒いだけの料理ですが見た目に反して

滑らかでやさしい料理ですよ。

ワインは若干樽の要素を感じるようなシャルドネを冷たくしないで合わせたいです。

11 Savigny les Beaune 1er cru aux Vergelesses (Dublere)など完璧でしょ。

・オマール海老とウズラのサラダ仕立て 林檎のソース

オマール海老と軽く燻製にかけたウズラをフォンドゥヴォーと小さく切った林檎の

ソースで召上って頂きます。ほんのりとした甘みと酸味がウズラとオマールにぴったり。

ワインはちょっぴり甘さを感じて若干酸化傾向にあるようなワインがいいかと

先日1985年に蔵出ししたヴーヴクリコのスタンダードがドンピシャでした。うらやまです。

また少しずつ料理が変わっていきますのでお楽しみに。

ご来店お待ちいたしております。