今回泊まったLe Puyの宿Chambres d’hotesシャンブル ドットという事で
朝食が付いているのですが、評判がいいので期待して朝を迎える。
めちゃ素朴…クロワッサン、セーグルパン、ヨーグルト
オレンジジュース、ジャム、コーヒー。
これぞフランスの朝食というラインナップ。
でも焼き立てのパンが異常に美味しかった。いい朝食です。
ホテルをチェックアウトし行ってみたかった
Le Puy特産ヴェルヴェンヌで作ったリキュール
「ヴェルヴェンヌ アン ヴレイ」の店へ。
PAGÈSパジェースというのか?ハーブティーなども有名な会社です。
1859年創業のお店なのでシャルトリューズ等と比べるとまだ若い歴史なのかと。
お店には現行のリキュールやハーブティー、香水などが売っていて
古いリキュールが展示してあります。
蒸留器も展示されています。
Le Puy観光を満喫しお土産もゲットしたので
今回のメインであるオーベルジュに向かいます。
「Régis & Jacques MARCON」レジス&ジャック マルコン。茸の魔術師。
サンボネ・ル・フォワというオートロワールの僻地にあるホテルレストラン。
日本にも昔ここで働き、今素敵な料理を作っている料理人の方が何人もいます。
少し早く着いたので街にあるマルコン氏の菓子屋に入る。
田舎の菓子屋って大概雑なんですが、ここはレベルが違います。
そしてチェックイン出来る時間になったのでいざ!マルコンへ!
車を付けてフロントで名前を告げる。が
そんな予約は受け付けていないと…なんだ?
こちらは既にデポジットも支払っているのにありえへんわ~。
出たよ出たよフランス。3つ星でこれかよ!
結局5分ほどエントランスで待たされましたが
向こうのミスだったらしく直ぐにお部屋へ。
遠路はるばる来るお客ばかりなんでしょうから
もっとちゃんとしてほしいですね。さすがに焦ったわ~。
でも部屋に着き、外の眺めを見たらそんな事すぐ忘れました。
凄い眺め!晴れててよかった~。
で、直ぐにシャンパーニュとミニャルディーズ届く。
贅沢~~。
ちょっと子眠りし、20時半からお楽しみのレストランへ。
まずは06デュヴァル ルロワ クロ デ ブーヴリーをグラスで頂き
メニューはデギュスタシオンにしてワインリストを眺める。
中々分厚いワインリストは見応えがありますって言うか重い…
ローヌのワインが充実しているようですが
3つ星ですからね~ブルゴーニュもありますよ。
迷ったわ~。1998DujacのClos de la Rocheか2008J.F.MugnierのMusignyか…
でも結局選んだのは
さーせん。やっぱDRCが飲みたいんです。高く無いし。2002デュヴォー ブロッシェ
料理は写真を撮り忘れた物もあり…
アミューズですがこれが出てくる前から
沢山のアミューズがありました。
そして前菜。
せいろ?
ジロール。
ここらへんでグラスの2014ディディエ ダグノーの
ブラン フュメ ド プイィを頂く。
ラングスティーヌのパネとトランペット。
オンブルシュヴァリエとセップ めちゃ軽いサヴァイヨン
ここで登場するLe Thierル ティエールという
オーヴェルニュ地方でライヨールと2分するナイフで有名な街。
そこのChambriardシャンブリアールという優れたナイフ屋の前菜用ナイフ。
このフィット感が素晴らしい!思わずどこで買えるか聞いちゃいました。
「うちで売ってるよ」との事でしたが、あとで見たらメチャ高かった…
夜も更けて来て雰囲気が変わってきます。
フォワグラのポワレ。お皿も美しい。
支配人の方がメイン、乳飲み子豚のパン包み焼きをプレザンテ。
そしてメインがこちら
優しい味わいで素材の良さがよくわかります。
ポンムスフレも懐かしい。
フロマージュも普通には出て来ませんよ~。
モリーユ茸を甘く炊いてデザートに仕上げてあります。
お茶菓子もたっぷりで、流石に食べきれませんでした。
全体的に物凄く香り豊かなお皿ばかりでハーブやスパイスを多用していますが
非常にバランスよくてDRCのようにワインだけで完結しているような物と
一緒でも決して邪魔する事無く楽しめる素晴らしさ。
そして地の茸をきっちり使い、店の個性を出す事も忘れない。
大満足のディネでした。
わざわざ時間かけてくる価値がある場所。
3つ星の定義がきっちり満たされているお店でした。
そんな幸せ気分で終わっていった4日目。