先日の休みは見上と2人で
仲間の自宅にお呼ばれ。
凄いワインをご馳走になってしまいました。
1989年ウンブレヒトのムスカ ゴールダール
若い時は強いアロマが圧倒的に支配しているムスカですが
30年の熟成を経て香りと甘味は落ち着き
クリーミーな余韻に変化していました。
それでも奇麗に伸びていく酸はアルザスの真骨頂。
流石のウンブレヒトであり最高の年1989年。
コンディションも完璧でこのワインを口にする事は至福でしかない。
世の中にあと何本あるんだろう。アルザスの高みを体感しました。
そして
1985年マルク クライデンヴァイスのリースリング ヴィーベルスベルグ
こちらも非の打ち所がないコンディションで
穏やかになった酸はムスカと同じくクリーミーに変化し
若い時はノイズでしかないぺトロール香が
熟成により液体に馴染んで独特の複雑性をもたらしています。
時間が経たないと感じる事の出来ない贅沢。凄いの一言。
1977年モンジャール ムニュレのニュイサンジョルジュ レ ブード
液面が低かったので少し不安でしたが全く問題なし。
1977年という厳しい年に造られたワインですが
淡く熟成したその中に潜む旨味、エキス感はしっかりとしていて
無駄な角の取れた果実味。細く長い余韻がたまりません。香りもむんむんです。
偉大な年とはまた違ったブルゴーニュの繊細さが詰まったワインでした。
めちゃ旨かった。
他にもサヴァールの2012年ラ ダム ド クール。
今は造っていないキュヴェ。
若いですがブラン ド ブランらしい柑橘系の酸が
飲み進むにつれて柔らかく膨らみを持ち
変化していく素敵なシャンパーニュでした。
料理もパリを思わせるシンプルで素材感のある物ばかり
ご馳走になり幸せな気持ちで帰路に就きました。
ありがとね~ダ―イーさん直子さん。ご馳走様でした。