月別アーカイブ: 2015年5月

穴があったら入ってました

昨晩も、というか今日の朝もお店を出たらちょっと明るい。

もう慣れましたけど。一緒に飲んでましたし文句は言えない。

小腹が空いた私はローソンでメゾンカイザーの粉?を使った

エピを購入してパクつきながら月島への道を歩いていると

「あれ~なかじ~!」と女性の声。完全ノーガード状態の為

一瞬パニック。仲間の奥様が偶然自転車で通りかかり

いいおっさんがパンを歩き食いしてるところを見られる…

市場も休みの朝4時過ぎに築地で誰かに会うとか無いだろ…

冷静を装いながらもメッチャ赤面。一生の不覚…

もう2度としないと心に決めました。そんな朝の勝鬨橋からの景色。

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余談ですが、このエピ激不味です。

また…やってます

古いワイン

この世から当然どんどん減っていきます。

昨晩の営業でまた何本か喜びと共に消えていきました。

飲めば無くなります。新しいワインは毎年出来上がりますが

時間が作った味わいは、いくら資金を投入しても今作る事は出来ません。

だから買います。あれば買います。コンディションが良い事を願い。

終わる事無いワイン道。

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う~。またやっちまってるー

来月は静かにしてます。たぶん。

 

 

 

小雨がぱらつく金曜日

昼間けっこう強く雨が降っていましたが今は小雨。

この季節、雨が降るとジメジメして大っ嫌いですが

俄然やる気を出して元気な奴がいます。

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店の近くの紫陽花。

こんな花を見るとジメジメで嫌な気も一瞬晴れます。一瞬だけです。

去年は鎌倉に行ってゆっくり観ましたが今年も行こうかと。

という事で5月も残り3日。ラストスパート。

日が昇るのが早くなりましたね

基本2時ラストオーダーのランパールですが

当然2時ちょうどに終わる事などあまりなく

激的に遅いと5時前になる時も稀にあります。

まーほとんどの場合一緒に飲んでしまっていますから

お客様の問題というよりは、むしろ自爆なんですけど。

でも最近は日が昇るのが早くなったので

遅くなって勝鬨橋を渡っているとこんなに綺麗な景色に

出会えることがあります。

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遅帰りも三文の徳。

 

鮎の季節突入

鮎と言えば日本における夏を代表する食材の1つだと思います。

鮎をコンフィにしてトーストとエスカルゴバターでミルフィーユにもしましたが

今回もコンフィにしてピサラディエールというタルト仕立てに。

茶色くなるまで炒めた玉ねぎとアンチョビ、オリーヴを合わせたピザの様な

プロヴァンスの料理です。肝も添えますのでお好みで付けてください。

南のロゼワインが欲しくなりますね。

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トリップのコロッケ

新しい前菜でトリップのコロッケ出来ました。

トマトで煮込んだ牛の第2胃袋トリップ(イタリア語ではトリッパ)を

細かいパン粉を付けて揚げたコロッケです。

ソースは滑らかなクリームのソースにブルーチーズを加えてあります。

ワインは白でもいいですが赤のグルナッシュがいいですかね。

2011年サンギャヤンのジゴンダスがグラスでありますよ。

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ワイン生産者*柔道家

ランパールにはインポーターさんやクルティエの計らいで

いろんなワイン生産者が来店してくれます。

先日、営業前にブルゴーニュのシャロネーズに本拠地を置く

シャトー ドゥ シャミレイのセドリック デュコテ氏が来店。

メルキュレイが主ですがニュイサンジョルジュのドメーヌ デ ペルドリも

1995年から彼等が所有しています。

細かく畑の説明をしてくれるデュコテ氏は見かけによらず熱い人で

良いお話が聞けました。今度ブルゴーニュに行く際には寄ってみたいです。

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そして同じ日に珍しく2組目の生産者が来店。

アルザスよりドメーヌ アルベール マンのジャッキー バルテルメ氏。

でかいっす。身長198センチの巨体はワイン生産者とは思えない大きさ。

遅い時間でお疲れだったみたいなので、ほとんどワインの話はしませんでしたが

ちょうど同じタイミングで来店していた柔道の上川選手と

写真を撮ってご満悦でした。どっちが柔道選手か分からないレベル。

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闘ったら本気でジャッキーが勝ちそう…いやそんな事無いっす。

上川選手リオ五輪も頑張って下さい!

何だかいろんな事があってお腹いっぱいの一日でした。

 

六本木→人形町

蚤の市から帰る途中に国立新美術館へ寄ってマグリット展へ。

珍しく火曜日開いている美術館。月曜休みの私にとっては非常にありがたいです。

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マグリットやダリのような何だかけったいな絵を描くいわゆるシュルレアリスムの

画も私は好きで、ダリに至ってはバルセロナの北フィゲラスにあるダリ自身が

建築デザインまでしたダリ美術館まで行くくらい好きです。

日本で見られる美術展の中でもルーヴルやオルセー、プラド等のような

有名美術館からキラ星の様な多くの画家作品が見られる美術展も良いのですが

私は断然1人の画家の作品を若い頃から晩年まで通して見られる美術展が好きです。

マグリットも好きな画家の1人で10年くらい前にBunkamuraにも来ましたね。

画家人生の中で起こる色々な事柄による心の動きが画に観てとれて

その人間の一生を観ているような気分になります。いい刺激になりました。

しかも一緒にルーヴル美術館の展示もしているので意外に空いてます。おすすめ。

一旦家に帰りジョギングしてから人形町の釉月さんへ。

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いつもお客様でいっぱいの店内は今日も相変わらず満席で活気があります。

でも金子さん夫婦の様子がいつもより余裕っぽい。

話には聞いてましたがスタッフが増えて奥様がフリーでいられる時間が若干

出来たのかなんだかスムーズ。そりゃー2人から3人になれば全然違いますよね。

料理はいつも本当に旨いです。上から下まで全部食べたい物ばかりで

非常に迷います。お通しで蛤のホイル焼き、刺身の盛り合わせから鱧の炙り

大根餅の揚げ出しや稚鮎のパテ、花山椒を合わせたチャーシュー

いつも頼んじゃう鶏とキャベツのサラダ等々他にもいっぱい食べちゃいました。

お酒はジョギング後で喉が渇いていた為久しぶりに生ビール×2から

奥様お薦めの日本酒へ移行。いつも旨いのに全く覚えない私…すみません。

なので、飲んだ日本酒並べて頂き金子夫婦と一緒にパシャリ!

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楽しく美味しく時間を忘れて長居しちゃいました。すみません。

良い時間ありがとうございます。

充実した休日で充電完了。今日も元気に営業始まります。

 

 

 

 

 

代官山蚤の市

昨日の休日は午前中から代官山へ遠征。

FBからの情報で蚤の市が開催される事を知り行って来たのですが

お洒落と縁遠い私が行く理由の無い街の為、代官山駅に降りたのは今回で2回目。

それにしてもお洒落…すれ違う人皆お洒落…子供も犬さえもお洒落。

なんか居心地悪い。やっぱ月島がいいっす。

でもせっかく来たので蚤の市には顔出しました。

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週初めの月曜日なのでそんなに混んで無いだろうと思っていったのですが

かなり賑わってます。ぶらぶら回って何か良い物が無いか物色。

ワインボトルを置く銀器が目に留まり手に取って値段チェック。

5200円。高いのか安いのかよく分からないのが骨董品の困るところ

でもあり楽しいところ。けっこう悩んだのですが結局断念。

でも今になって後悔してます。正に今。あー買っておけば良かった。

奥の方では誰でも入札出来るオークションが開催されていて観ていたのですが

ちょうどペルノのピッチャーが出ています。まずは2000円からとの事。

誰も手を上げない。そんなに欲しい訳でもなかったですが

その値段ならいいかと思い、手を上げて入札。すんなり決定。

で今回の戦利品はこんな感じです。

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手前は楊枝入れにでも使おうかと購入した1900年代前半に

イギリスで作られた陶器。1100円なり。

久しぶりにペルノ買ってフランスを思い出しながら飲むかな。

あんまり好きじゃないけど…

 

 

 

 

 

 

 

シンプルで旨い料理

うちの吉澤シェフの料理はいわゆる仕込み料理が多いです。

寝かせる事によりいろんな素材が馴染んで旨みが上がるような料理です。

今回のテリーヌ等特にそうだと思います。

丁寧に筋を取り除いた兎のももや腕をマリネして引き材にし

全体を包むために腹の肉はそのまま伸ばして使い背肉は食感を残し

人参などを挟んで仕上げたハンガリー産リラックスラビットのテリーヌ。

クミンの風味でご用意しています。

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ワインはアルザスのリースリングが最高でしょうね。

うちの見上が以前働いていたボット ゲイルの

2010グランクリュ ショーネンブールなど特級畑だからと言って

すごい甘く仕上がってるわけでは無くそれでいてボリュームはあり

しっかりとしたミネラル感と酸っぱくないレベルの高い酸を楽しんで頂けます。

真夏日が既に何日間か続いていますし爽やかに楽しんで頂けると思います。

あともう1品。スープ ド ポワソン。

南仏の方で良く食べられる小魚や魚のアラを使ったスープで

具材は無しですが焼いたバゲットとグリュイエールチーズ

ルイユというペースト状にしたじゃが芋にニンニクと卵黄、オイル

カイエンヌペッパー(うちはピマンデスペレット)を合わせた物を

入れてパンをしっとりさせて頂くのがスタンダード。

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ワインはロゼなどいいですね。プロヴァンスのロゼと言いたいところですが

来週入荷するコルシカのロゼ。クロカナレリのコルスフィガリなど如何でしょう。

ところで、液体の料理に液体のワインを合わせるのがよく分からないと

たまに言われますが、そもそも固体である料理も

そのもの自体が口の中にある時にワインを口にするのではなく

飲み込んだ後にワインを口にし合わせるわけですから

ワインに合わせる物が液体か否かという事は関係ないんですよね。

そう言ってる私も昔はスープ系オーダーしなかったですが

最近は好んで頼みます。歳とったのか…噛まなくていい物選びがち。