もう本年度も最終日です。1年の1/4が過ぎてしまいますね。早いです。
ランパールは毎月の事の様に後半失速…どうにかならんのかなこれ…
まあ凹んでてもしょうがないので
シェフに新作料理でも作ってもらって頑張ります。
という事で新作。
銚子で上がった巨大穴子を鰻に見立ててマトロート風に赤ワイン煮に。
エスカルゴと自家製の平麺パスタも一緒にご用意致します。
これはワイン飲みたくなります。
是非食べに来てください。お待ちいたしております。
先日のお休みは今週私の誕生日という事で
内房の安房に宿をとってもらい行ってきました。
ちょうど花が綺麗に咲いている季節なのでフラワーパークなど
周ろうと思っていたのですが生憎の雨…
水族館なら屋根がついてるからと急遽鴨川シ―ワールドに行先変更。
初めて行きましたが鯱の頭の良さにビックリ。
他にもアシカやイルカ、見た事の無い鳥のショーがあったみたいですが
そうそうに退散して宿へ向かう。
紀伊國屋 別館という宿で5室しかない小さな旅館です。
部屋に露天風呂が付いていていつでも入れます。
お風呂好きな私は文庫本を読みながらずっと半身浴。幸せな時間。
食事は当然和食で、お部屋でのコースです。
鮑や伊勢海老、シマアジ、平目、やり烏賊等々旨い魚介を堪能しました。
お酒は日本酒。房総のお酒を頂く。名前覚えてないっす。
凄い量が出てきますよね旅館の食事って。
貧乏性なので残す事が出来ずお腹がはちきれそう…
何にも考えないでただ温泉に浸かり
小説を読み眠くなったら寝る。最高っす。
朝ごはんも豪華。でも9時からって…
そんな時間普段起きてないですけどもりもり頂きます。まじ太ります。
11時にチェックアウト。
前日の雨が嘘の様にカラッと晴れて良い天気。ほんと良かった。
菜花が綺麗な場所が房総には多いですが私達はマザー牧場へ。
平日の火曜日だというのに昼前に駐車場はいっぱいです。
ゲートくぐって少し進むと辺り一面菜の花!!むせ返るような香りです。
菜の花を見るとブルゴーニュを思い出します。
4月の暖かい日シャサーニュからボーヌまでの仕事帰り
コートドールを左手に見ながらN74の右側に広がる一面の菜の花畑。
仕事の疲れも吹っ飛ぶ景色です。ちなみにからし菜の花です。
マスタードで有名なわけです。
さて話が反れましたがマザー牧場は花も綺麗ですけど
当然動物がいっぱいです。いつも仏頂面でサーヴしている私ですが
何を隠そう結構な動物好き。
花も楽しみにしていましたがマザー牧場にはアルパカさんがいるんです。
あわよくばモフモフな身体を触りたいと思っていたのですが…
触るどころかこっち向きもしねーじゃねーかコノヤロー!!
遥々東京湾を渡って来たのにひどい話です。
でもいいんです。お利口なシープドックと羊のショーが見れましたから。
今の時期はやはり出産ラッシュのようで生まれて間もない
乳のみ子羊も沢山いました。いつもは食材として扱わせてもらっているわけなので
何とも複雑な気分ではあります。
夕方に東京に着きそのままランパールに向かい仕事でしたが
すごく充実したお休みになりました。たまにはこういうのも良いもんです。
実は昨日18日は私の誕生日でしてまた1つ歳を重ねました。
Facebookなど利用していると思ってもいなかった方から
お祝いのメッセージが届いたりして恐縮したり嬉しかったり色々あります。
ケーキを頂いたりワインを開けて頂き一緒に飲ませて頂いたり
本当にありがたいです。
そんな中でもビックリしたのが
カーヴ デ ヴィーニュの五味シェフから届いたケーキ。
お手製では無いですけど。
綺麗なお皿に盛ってもらい皆で頂きました。あざーす。
あとスタッフからのクッション。
吉澤シェフ夫婦からのネクタイピンとカフス。有難いです。
カフスなんてつけた事無いけど
いい機会なんでそれ用のシャツでも新調しますかね。
幸せ者の私です。40までもう少し。
今年も精進し驕ることなく進んでいきたいます。
応援頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
何が白いのか分かりませんがホワイトデーです。
ヴァレンタインにチョコを分けて頂いた方々ありがとうございます。
恵まれない私等に何か施した記憶のある方は時間ある時に来てください。
何か良い事があると思います。
ホワイトアスパラガス案の定大人気。今日もありますよ。
あ、白い物ありました。
ホワイトアスパラガス。フランス料理において外す事のできない
春の食材です。今年は1月中頃にはロワールから初荷が届き
例年より2週間程早い始まりでしたが、やはり最初は細いです。
老舗レストランには1月から立派な物が届いているのかもしれませんが
うちの様な弱小チームはそこそこいい状態の物が出揃ってからじゃないと
回ってきません。ちきしょー。
なので、今までは鴨サラダの付け合わせとして
バヴァロワの様なフランに仕立てご用意していましたが
今週から富山で獲れた新物の蛍烏賊をソテーし焦がしバターで合わせた物を
ソース代わりにお召し上がりいただく茹で上げのホワイトアスパラガスが登場。
まだ露地物ではありませんが良いサイズの物が入っておりますので
まだ寒いですが一足お先に春を感じてください。
お待ちいたしております。
先日の休日。午後から天候が崩れる予報。
前日の名古屋ウイメンズマラソンで初フルマラソンに挑戦し
見事完走した知人に感化され雨が降る前に10キロラン。
相変わらず体重い…こりゃ~ちょっと気合い入れて毎日走らないと
フルどころじゃなくハーフも走れなそうです。やばいな。
16時にBlocを予約していたので渋谷まで雨の中移動
山本兄貴に頭きれいにしてもらって。どーしよーかなーと。
せっかく渋谷まで出て来てそのまま帰るのもシャクですが
流石に月曜の17時から営業しているお店なんて無い。
いや、ありました。17時とは言わず15時から始まっているお店が。
去年の7月の終わりに下高井戸から小田急線の経堂に移転した
蜜月改めMITSU-GETSU。中々西側に来ませんからこんな機会に。
1階が和食とイタリアンを中心にした創作料理のワインバーで
B1階には店主の高橋さんがanyway grapesというワインショップを開いています。
高橋さんには二十歳そこそこの頃からワインの事だけでなく
飲食業を続けていく為に必要なハートの部分等色々教えて頂いた私の兄貴分です。
見た目いかついですが優しい方でヤクザではありません。
高橋さんは基本1階にはいないので、まずはB1に降りてご挨拶。
B1のお店はショップ全体が温度、湿度共に管理されバーカウンターが
併設されているのですが、寒くてワインが開かないうえに長居出来ないらしい…
ワインは何本あるのでしょうか?軽く10000本はあるとお見受けします。
セキュリティーもバッチリです。良いワインがいっぱいで値段も良心的。
近くに住んでたら確実に通ってしまいます。
挨拶を終えて1階へ移動。
小野さんが優しいお顔で迎えてくれます。
まずは、15時~18時まではハッピーアワーがあるらしく
スパークリング1杯とおつまみ3品で1500円。とりあえずそちらを頂く。
南アのスパークリングは見た目若干茶がかったボリューム系泡物と思わせといて
かなりドライな仕上がり。料理は少しずつ鴨胸肉や菜の花の和え物蛸の煮つけを。
こりゃーお得ですね。早い時間に来たら皆頼んじゃいそうです。
つまみを楽しみながらワインリストを物色。
フランスのトゥール ダルジャンを思わせるほど分厚いワインリスト。
行った事無いけど…
そしてとりあえず1本目オーダー。
こないだランパールに来て頂いたジャン クリストフ ボットの
2000年Pinot Gris Grand cru Sonnenglanz 当然ちょい甘です。
熟成は程よくしていて若干茶色っぽい。ドライな桃の皮や紅茶系のニュアンス。
2本目はドメーヌ ルーロの2010年Meursaut Vireuilsを頂く。
こちらのお料理が春という事も有り若竹や山菜等白を欲する物が多かったので
そんなに熟成していないシャルドネで楽しみました。
春のお野菜にぴったりのミネラル感と程よいヴォリュームです。
3本目は先日ランパールにいらっしゃって頂いたお客様との話題に出てきた
Mortiesの1998 Pic St Loup Que sera sera
うちにある2005とは当然違いむんむんとする妖艶なワインで
黒トリュフ感満載です。貴重なワインをありがとうございました。
1人で行きましたが流石に飲みきれないので皆で飲みましたけど。
それにしても飲みすぎたかな…まー開店祝いという事で。
昨晩あるお客様に飲んで頂いたワイン
いつ買ったのか忘れてしまう位ずっと大事にしていた
88ゲウルツトラミネール セレクション ドゥ グランノーブル
造り手はヴァイン バック。
1612年カプサン派修道僧により設立されたドメーヌで
1898年よりファレー家が所有。
現在ワイン造りを任されているのはまだ若いテオ ファレー氏。
この88年のワインに書かれているテオ ファレーは現代のテオ氏のお爺さん。
先代のテオ氏は1979年にお亡くなりになっているので実際このワインを造ったのは
先日お亡くなりになったコレットお婆さんなのか
昨年お亡くなりになったローレンスさんか、はたまた違う方か分かりませんが
時代を感じさせるワイン。圧倒的に旨かった。
昔から素晴らしいドメーヌですが
今のテオ氏のワインも本当に素晴らしいワインです。
世代を超えて楽しむ事の出来る酒ワインの有難さと歴史
家族の絆の素晴らしさを感じ、飲みながら偉く感激させて頂きました。
こんなに心に訴えかけてくるワインを扱えて私は幸せです。
いろんな事に感謝したくなった昨日のサーヴィス。
2015年3月6日午後10時頃
都内の飲食店ラ カーヴ デ ランパールにて
ソムリエが76Morey St Denis Domaine Arlaudを抜栓したところ
強烈なカビ臭の為、お客様へのサーヴを断念するという
まあ、有りがちですが残念な事件がおこりました。
ソムリエは気を落としながらも当然それを受け入れ
同ワインを数本在庫していた為、気を取り直し改めて抜栓したところ
まさかの2本目もカビ臭が…メ~ルド!!
珍しく下品な言葉を発してしまう程のダメージを負うという悲惨な事件。
ソムリエは同ワインをまだ在庫しているものの3本目を開ける根性は
持ち合わせていなかった為、違うワインを代わりに開けて頂いたようです。
尚、ソムリエはその夜やけ酒をくらいふて寝した模様。うぅ~~~。
今晩も頑張ります!